2006.10.12

クリックするだけがネットじゃない:映像検索サイトBlinkx

YouTube×Googleの話の続きを昼にぱしっと書いていたところなのですが。

ネットは能動という条件をクリアして、なるべく楽に使えるように出来ないかという動きも少なからずあるんですよね、という事例。

先行きのシナリオを描く際は、今あるものではなく、今後埋められるものを想定しつつというのは当たり前といえば当たり前ですが、大前提としていたところも時とともに変わるもので。

こちらのまとめも良いですね。

リンク: 「テレビのような受け身の体験」:映像検索サイトBlinkx、新機能を公開 - CNET Japan.

「テレビのような受け身の体験を再現しようとしている」とBlinkxの最高技術責任者(CTO)であり共同創業者でもあるSuranga Chandratillake氏は述べている。

 検索ボックスにキーワードを入力すると、検索結果の一覧がスクリーンの右側に表示される。約8秒間の長さの各プレビューは左側のスクリーンで再生される。

 またキーワードを入力して「wall it」ボタンをクリックすると、見出しの一覧のかわりに、上位25件のサムネールが箱型に積み上げられて表示される。各サムネールは動画のプレビューを再生する。


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2006.08.10

IPネットワーク上での緊急災害時の通信確保

IP通信の話というか、通信業者の事業設計の話をしていると、しばしば出てくるのがライフラインや緊急時の通信確保について。

個人用途やビジネス用途が大事ではないというのではもちろんないですが、生命に関わる出来事や社会インフラとしての役割を忘れてしまうという訳にはやはり行かない訳です(その為に政策や行政もあるわけであり)。

というところに、IP側からの改善技術。日本でも旧インフラは割と運営が大変という声もちらっと入ったりしているので、サービス品質を変えずに済むというのであれば、面白いかもしれません。

リンク: シスコ、緊急災害時の通信確保を支援するモバイル・サービス製品群を発表 : モバイル&ワイヤレス - Computerworld.jp.

同製品群では、緊急時対応機関の通信プラットフォームを標準ベースのIP通信プラットフォームへと移行するよう促している。シスコによると、多くの緊急時対応機関では、一般的に、通信ごとに異なる技術が使用されているという。

 近年、緊急時対応機関は、2001年9月11日の米国同時多発テロ事件で浮き彫りになった通信問題を改善するために、警察署や消防署との連携を深めてきた。しかし、ライト氏によると、個々の機関における内部のコミュニケーションはうまくいっていないのが現状だという。


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2006.08.03

論理アドレスアクセス可能なフラッシュメモリ

地味だけど割と面白いニュース。こうやって開発プロセスとしても使いやすいものが出てくると、大容量化と合わせて小サイズのデータ容量については、ディスクとはまた違った使い方が出てきたりするのかもしれないですね。

既に、デジタルミュージックプレイヤーでは異常に小さい機器が普通に街中で出回っていたりと消費者視点で普通に見ていても違いは顕れてますが、もうちょっと渋いところにじんわりとインパクトが出てきそうな気がします。

リンク: 東芝、論理アドレスアクセス方式採用のNAND型フラッシュメモリを開発 - CNET Japan.

今回の新製品では、論理アドレスアクセス方式の採用により、NAND型フラッシュメモリの仕様の相違を機器側のホストコントローラで管理する負担を軽減するとともに、ブロック管理、ECC処理、ウェアレベリング等の処理をLBA-NANDが行うようにした。これにより、機器側のホストコントローラやドライバソフトウェアの開発負荷の軽減および開発期間の短縮が可能になるとしている。

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2006.07.08

負荷分散、キャッシュ、ウェブをまとめたアプライアンス提供

小規模のサイトを作る際に、サーバーが数台で済んでしまうのにファイアウォールや負荷分散でラックスペースを余分に取ってしまっている場面が過去良くあった。センターの利用効率を考えると、この辺まとまった製品とか出てくるものだろうか?などと考えていたが、出てくるものである。

UTMなどセキュリティ周りのアプライアンス製品もぼちぼち出荷されている。標準化した機能、サービスがハードウェアに統合される動きは、チップセットも含めて地味に進んでいくところかもしれない。

リンク: イーツリーズが負荷分散、キャッシュ、ウェブをまとめたアプライアンス提供--同時接続数50万が可能 - ZDNet Japan.

イーツリーズ・ジャパンは7月7日、負荷分散、キャッシュサーバ、ウェブサーバを1台のきょう体で実現する「freeocean」の出荷を開始したことを発表した。今後1年間で300台の販売を目指す。

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2006.06.07

ネットワークアプリ相互認証基盤

タイトルのようなものは出てきてもいいのだろうな、と思っているところで、MSの一手。ある特定のサーバーを経由しないでも任意のアプリの集合体の内部でやりとりをしたいという需要は今後は様々出てくるだろう。

ホームネットワークなど割と分かりやすいところにしても、何が何台繋がるかはっきりしないし、どこかにマスターサーバーを作ってしまうと、一個落ちると他全て機能しないとかいうリスクを抱えてしまう。それは普通の家電レベルを考えるとちょっと不安定すぎる。

結局、中心のないネットワークでプラグ&プレイという我が侭なところに行ってしまうわけであるが、いまのところコレ!という決定版は無い。ぼちぼち各所で取り纏めや調整も進められているが、かっちり決まったという段階でも、もちろん一般市場に製品が出てきているという段階でもない。

道は長いが、ぼちぼちリアルな動きになっていくのだろうか。

リンク: マイクロソフト、2つの新セキュリティ・サービスを「Live Labs」で公開 : セキュリティ - Computerworld.jp.

Relay Serviceは、同社のメッセージング基盤「Windows Communication Foundation(WCF)」ベースのネットワーク接続サービスで、ファイアウォールやNAT(Network Address Translation)といったネットワーク・デバイス越しにP2Pネットワーク接続を実現する。WCFは、多種多様なシステムがWebサービスを使って接続および情報のやり取りを行えるようにするコミュニケーション基盤技術としてWindows Vistaに搭載される予定となっている。

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2006.05.29

データベースとコモデティ化

書き方の影響もあるのかもしれないが、UNIXやPCのハードシェアの話に雰囲気が非常に似ている。

単体のデータベースはコモデティ化している、あるいはしつつあるというのを肌で感じ取れる記事。

リンク: 2005年の世界データベース市場は前年比8%以上の成長──オラクルが優勢を維持 : ソフトウェア&サービス - Computerworld.jp.

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2006.05.03

ソフトウェア企業の戦略空間定義

まず、空間定義と認識の調整が大事というやりとりはここ数ヶ月特に増えているテーマ。飯田さんも先日のET研にご参加頂いていたりと輪の中に。

じゃあどうするの?というのには「そんな簡単には答えは転がっていません」というところにはなるが、徐々にヒントは貯まりつつある感じがある。

というところで、まず行っているのはアーキテクチャーとプラットフォームの変化がどこでどう起きているのか。コントロールポイントはどこにあるのか、そして、業界のライフサイクルとバリューポイントがどこに移っているのか・・・とフレームを数えるだけでも十分に多い気はしつつもまずは基本情報の整理から。

リンク: ZDNet Japan Blog - エンタープライズニュースの読み方:Oracleの全方位作戦.

こうした見方をすると、今度はソフトウェア・レイヤー間のコンフリクトではなく、クローズドソースとオープンソースのコンフリクトという観点で戦略上の課題が浮かびあがってくるだろう。こうなると、もはやソフトウェア企業の戦略は平面上のマトリックスでは語ることが出来ず、立体図を描かねばならない。さらに言えば、ソフトウェア・ビジネスにおいては、サービスかライセンスかという問題も近年重要なテーマだ。もちろんOracleもその影響からは無縁ではない。

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2006.04.23

オープンソースと業務アプリケーション

実際にぽちぽちアプリを触ったり実装している人と話をしていると、この点に行き着くことは多いですね。業務システム、アプリは特定の目的に作られているのが普通(パッケージ段階ではある程度汎用的になっているが)。

また、プログラミング技術としてのバグの少なさ=ソースコード品質と業務システムとしての出来の良さ=業務効率向上と品質維持というのは必ずしも一致しない。よって、純粋にソースだけを理論物理のように見ていても現場のニーズに対応出来る訳ではない。例えば、組み込みソフトである家電では電気釜など比較的単純と言われるものでもコードの大半がエラー対応というのは珍しくない。

もちろん、これはオープンソースが劣っているということではなく、向かっているベクトルが違うだけの話である。また、業務を意識したものはエラーのハンドリングなどもじきに対応していくだろうことはMySQLの進化などを見ていると良く分かる。

というのはエントリの趣旨とは若干異なるサブポイントだが、割と大事なところなのでメモとして。

リンク: 404 Blog Not Found:例外処理=プロとアマの違い.

実は、この「例外処理」こそが、プロとアマの違いなのだ。極論してしまえば、もうそれしかない、残っていない。

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2006.04.21

新Officeの発想

話としては普通だが、オフィス担当者の言葉として聞くと面白い。内容はBI含め周辺部分に向かっている。

オフィスの役割定義、もしくはアプリ間の協調関係をどう作っていくのか。

リンク: ITmedia エンタープライズ:従業員の生産性をサポートする新Office.

「ここにチャンスがある。ソフトウェアを利用して情報の可視化や検索能力を強化し、人々の課題を解決できる。スコアカードやダッシュボードを利用したビジネスパフォーマンス管理なども、ソフトウェアのなせる業だ」(レイクス氏)

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2006.04.15

個人と組織の違い、企業との違い

飯田さんには釈迦に説法かと思いますが、この話は、個人の認識と組織の違い、更に経済活動(投資家責任かなぁ)に如何に組み込むかというところの違いではなかろうかと。

技術動向としての未来と、現実に動くオペレーションの仕事現場、テクノロジーの未来と社会が必要とするものは、少なくとも短中期で見るとしばしばズレが出るものだと思います。

リンク: ZDNet Japan Blog - エンタープライズニュースの読み方:Bdale Garbee氏より一喝.

「オープンソースは現実である。それを無視することは、未来を無視することに他ならない。」

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2006.04.13

Google Calendar

噂の、ということであとで調べてエントリしてみましょうか。

とりあえず、Googleさんなので、ちょこっと考察をつけてCNETですかね。

追記:という訳でCNETに書きました。みなさま、ご協力ありがとうございます。mOm

さて、世の中そんなこんなになってるうちに、Winny/ISPの話と彦麻呂がいつのまにかリンクされているようです。そして、何故か振られています

経緯については、こちらからこちらへ読んでいただけると大体分かるかと思います。というところから、今回のカレンダーも革命なのかもしれません。もしかしたら。


リンク: Google Calendar.

Simplify. Organize. (And relax.) Organizing your schedule shouldn't be a burden. That's why we've created Google Calendar – our free online shareable calendar service. With Google Calendar, it's easy to keep track of all your life's important events – birthdays, reunions, little league games, doctor's appointments – all in one place.

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2006.04.10

IPv6以降論

頭で考えるとそのうちやらなきゃいけないと分かりつつも、具体的にいつどうやってとなると体がついてこないタイプのものがv6への移行。

組織としても投資タイミングも理由を見つけづらく、業界コンセンサスから、業界を越えてのコンセンサスとなると更に話はややこしい。各社それぞれ持っているビジネスサイクルと都合から合算している限りそうは簡単に決まらないだろう。

別のアプローチが必要なのでは、というのは最善策かはわからないは気持ちとしては賛成。

リンク: IPv4のアドレスが枯渇する時期が近づいているらしい - Randomwalk [ITmedia オルタナティブ・ブログ].

IPv4のアドレスが枯渇し、IPv6へ以降すべきという議論は、これまで何度も繰り返されてきました。理想的には、IPv6の魅力的なサービスが登場することで市場が自然にIPv6へ移行していくことがもっとも良いシナリオで、多くの人がそのシナリオのためにIPv6のキラーアプリの開発にチャレンジしてきました。

しかし現実には、キラーアプリはまだ登場していません。個人的にはこれからも難しいのではないか、と思っています。

となれば、市場原理以外のなんらかの力、ガバナンスなのかコンセンサスなのか分かりませんが、そういった弱い強制力ともいえる力によって、IPv6への移行、つまり機器やハードウェアへの投資を、程度の差こそあれネット参加者のほぼ全員にお願いして移行していかなければならないかもしれません。


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2006.03.30

クロスオーバーなテーマ設定

テーマ設定が既存の領域の枠外に出るというのは昨今さっぱり珍しくもなんともない話ですが、セキュリティ領域でも切り方をどうしたらいいのかというところでのベーシックな話が各論と並行して目につきます。

いろんなテーマが全体的なところからの位置づけを探っている。そういう時節柄なのだろうと再認識しつつ。

リンク: ITmedia エンタープライズ:「システムの問題は企業の存続を左右」、RSA Conference Japan実行委員長の安延氏.

RSA Conference Japanが日本で開催されるのはこれが5回目。事前説明会の席で、同カンファレンスの実行委員長を務める安延伸氏は「国内でカンファレンスを始めたころは、ウイルスならばウイルス、不正アクセスならば不正アクセスとそれぞれ独立して成り立っていた」と述べた。これに対し今では、セキュリティの世界だけに留めるのではなく、さまざまな分野とかかわる「クロスオーバーセキュリティ」が求められているという。

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2006.03.27

SOAベースの業務モデリング

SOAとはなんぞやを考えると自然に出てくるところ。

ビジネスルール管理システムとは、ルール設定、変更、操作、管理を包括的に提供することにより、企業の業務プロセスを効率化するシステムと定義される。例 えば携帯電話のキャリアの場合、「3年以上利用しているユーザーの場合、基本料を10%割り引く」などがビジネスルールである。企業のシステムはこうした さまざまなルールが集まって構成されており、それがシステム内でいわゆる「ハードコード」(関連記事)されているケースも多い。そこで、BRMSによって、ルールとシステムを分離して管理することにより、変化に柔軟に対応できるシステムの構築を目指している。

システム管理からプロセス管理、サービス管理と人間系にシフトしていっているということですね。代わりにプラットフォームになるソフトには高い能力が求められるので新しい商売の源泉といったところでしょう。ソフトビジネスも抽象化の一途を辿っています。

リンク: ITmedia エンタープライズ:MS、Oracle、IBMも本格参入? 注目されるビジネスルール管理システム.

BRMSはSOA成功のカギを握る

 また、同氏は「BRMSはSOA成功のカギを握っている」とも話す。背景には、現在欧米におけるSOA導入の考え方がレガシーマイグレーションと密接に絡んでいることにも関連している。「2007年問題」で危惧される現象は日本だけではなく、多くの欧米企業が今もメインフレームの基幹システムを稼働させている。


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Google流の情報シェア第一歩

じきにフィルターとシンジケーションが加わるに違いない。序の口。

リンク: 米Google,ブラウザ・ベースのRSSリーダー「Google Reader」に共有機能追加:ITpro.

新たな共有機能では,リスト内で関心の高い記事に星印あるいはラベルを付け,Google Reader内からリンクURLを友人に送信したり,自身のWebサイトやブログにヘッドラインのクリップを掲載したりできる。

 例えば,関心のあるすべての記事に「linkblog」ラベルを付け,linkblogリンクURLを友人に送信する。受信者はGoogle Readerユーザー(Google Account取得者)でなくても,そのURLをクリックして,linkblogラベル付きの記事リストを閲覧できる。Google Readerユーザーであれば,「Send email」ボタンを利用して,リストの記事を即座に電子メール送信できる。


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2006.02.18

メディアとマーケティングは要するにどこに向かうのか

とはいっても業界全体の未来というような大きな話ではなく、ごくパーツの(ただし、もしかしたらキーポイントになるかもしれない)話となる。

経過もロジックも省いてしまうが、Blog以降の世界、アテンションエコノミーの世界ではPVと視聴率が測定方法としては、意味を持たなくなっていくのではという話となる。

とある腕利きの編集者の方から最近関わったマーケティング企画の話を伺っていて、ふと「それって、PVという概念ないですよね」と聞いたら「Yes」と返って来た。話の流れ上、その回答でないとおかしい。

ロングテイル化で情報の種類と発信源が爆発的に増えると同時に、デジタル情報の本質として、情報は無尽蔵にコピーされ、フィードされる。これにより、情報そのものの価値が希薄化する。その一方、情報に対する他人からのアテンション(注目)は有限なので、相対的に稀少化する。希少資源である「アテンション」が価値の基準になる。
アテンションというのは測れるのか?と問われたら、どうも上手くは測れないのではないかという気がしている。ネット化されて全てのマーケティングはROIが測れるようになっていくという話が出ていたが、最近のバーガーキングのプロモーションを見るに付け、"託す"という表現が似合う場面が多い。むしろ却ってROIどころか、届いたか届いていないかさえ分からなくなってきているのかもしれない。

ブランディングと呼ばれて一箇所に圧縮されていた機能が中心の方に出てくる。ただし、以前のやり方とは異なる。コピーからコミュニケーションになる。広告とコンテンツの境目が無くなる。語りと物語になる。

世の中一般の真実と言うには早いが、少なくともケースが示していたのはそういう方向感覚だった。

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2006.02.05

「Book Of Search」

FAST社が自費出版的に作ったサーチに関する本。特徴的なのは、エンタープライズ向けサービスとしてまとまった量の情報が一冊に整理されていること。テクノロジーの視点、ビジネスの視点までバランス良く整理されている。

センセーショナルな作りではなく、技術書に近い感じで淡々とまとめられている。バカ売れするような類のものではないが、実務の現場ではこういうスタンスの資料の方が役に立つことがしばしばある。何らか日本語版を出す道はないか各所をあたってみたい。

なお、英語版については、初版は無料配布されているが、第二版以降は普通の書籍と同じように有償提供になるとのこと。有償であっても十分良い。

カンファレンスで得られたものについては、CNETで随時まとめている最中。どこまで書くか思案のしどころであるが、本シリーズ以外でも幾つか書ければと思う。

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2006.01.07

β公開とは何を意味するのか

Life is beautiful中島さん宅にて「そりゃそうですよね」という、50%公開の方針について一言あったので備忘も込めて。

ここで言う「50%の完成度」とは、「サービスとして『完成品』と呼ぶにはまだ機能が十分揃っていない」という意味の完成度を指し、決して「アーキテクチャーや不完全だったり、明らかなバグがあるのにサービスインしてかまわない」という意味ではないので注意が必要だ。

私がここで言いたいのは、「Web2.0の時代だから未完成なものをベータ版としてリリースすべき」という言葉を拡大解釈して、安易に欠陥のあるアーキテクチャーやバグのあるコードのままサービス・インしてしまう言い訳にして欲しくないということである。

実はこれ、単に公開段階ではなく、結構運用されているサービスでも珍しくない。

追加に追加で開発を積み重ねて作っていった場合、アプリケーション側でもシステム側でもアーキテクチャーのバランスが悪くなっていて、「どこかタイミングと予算があれば見直したい」という声を度々耳にしている。

タイミングとしては良く聞くのが
 1)外部資本調達後(VCなどから)
 2)上場後
のいずれか。どっちがいい?と問われたらもちろん個別ケース依存である旨をお断りの上で、選べるのなら1)をお勧めしたい。理由は実に簡単で、上場後にゆっくりしたいという気持ちも分からなくはないが(且つ上場が近くなっている場合は財務の結果を出さなきゃいけないので大規模な投資もしにくくなることもあり)、店頭上場くらいで公開すると、成長も問われ四半期決算の渦に飲み込まれていくことになる。ゆっくり出来るとはあまり思えない。

よって、ある程度事業ラインの基本形が出来ているのなら、資本調達と同時に事業インフラの見直しをするのが良いのではなかろうかというのが最近の結論。

実際、お付き合いしている方々にヒアリングしていても上記のルールに嵌ることは多く、お付き合いしている方々もまったくのスタートラインから綺麗に事業システムと合わせて作りこんでいる場合と、成長に載せる前に一度足腰を固めるフェーズに入っている場合のいずれかになっている。

「後で問題になってからやればいいや」というのは実は効きづらい。ユーザーデータの問題、内部オペレーションと組織の問題、協業サービスの場合はアライアンスパートナーとの組み方の問題など内部から外部から引っかかるポイントは多々ある。目標達成に向かって日々頑張っている状況でこういった複雑なサブタスクを処理出来る余力が経営陣から現場担当まで持てるだろうか?

Continue reading "β公開とは何を意味するのか"

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2005.12.27

経産省訪問


一個走らせ始めたプロジェクトの展開シナリオをメンバーと詰めていたら「それなら、経産省に持って行きませんか?」となったので、メディアとコンテンツ方面の課長クラスの方にお時間を頂くことに。

仲介の方がしっかりしていたこともあり、小一時間ほどのディスカッションも非常にスムーズに進んで、大きなシナリオイメージが出てくるところまでノンストップでした。飛び道具くらいの効き方のするメンバーと一緒だったのですが、それでも普通に議論として成立し、最後落としどころの意識合わせまで出来たのは初顔合わせとしては素晴らしいです。

それにしても。

当たり前かもしれないですが、キャリアの方は良く勉強してらっしゃいます。各メーカーの動き、扱っているテーマに当てはまるのはどこになるのか、ポイントを絞ったら候補として最適なのはどこか。マルチレイヤーで多層的に話がジャンプしているにも関わらず迷い無くトレースされた上で政策としての方向性との接点を作り出していく話運び一つ取るだけでも有意義でした。

急には動きにくいことも分かったので、足の長い流れになりそうですが、ここはまぁじっくりと。

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2005.12.23

Context as a Medium

御手洗さんが紹介していた97年のJoiの論文「Aesthetics of the Internet - Context as a Medium」。97年ですよ97年。ほぼ10年前にこの内容です。

The Internet connects computers, people, sensors, vehicles, telephones, and just about anything together in a global network which is fast and cheap. This interconnectedness is the context. Context represents the way and the timing in which nodes are connected together. If content were the noun part of information, then context would be the verb part.
の特に末尾の「the verb part」を見てピンと来る方、CGMとかWeb2.0に関わっている方は読む価値ありだと思います。

フローの情報を無闇に追うよりも、意味のあるストック情報を幾つか揃えておいた方が便利なことって良くありますし。

という訳で、ご紹介ありがとうございました>御手洗さん


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Web1.0、2.0の端的な定義

CNET年初の原稿でも一部取り上げたのですがSunのソフトウェア部門のCTOであるHal Sternが自身のBlogで、Web2.0を端的に

Three words: read-write web.
とまとめています。

また、コメント欄では

Web 1.0 in the kind of data that is being read and written.
とこれまた秀逸な記述が。「written」という言葉を選択する感覚がなんとも言えないところです。

議論が発散して一部では何がなんだかよく分からない展開も見られましたが、こうした一度まとまってきた感じもありつつ、同時にRead/WriteWebのように新しいコンテクストも生まれたりもしてます。1周終えてスパイラルに2周目に入ったというところでしょうか。ニューエコノミー論と違って、地に足が着いた方向も持っているのは業界全体が学んだ証拠なのかもしれないです。


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2005.12.14

カレンダとアプリの空中戦

とか書いていたら、MSとSAPがスケジュール管理周辺で動くという話が。記事はCNET「SAP、MSとの共同開発製品「Mendocino」のテストを間もなく開始」より。

同製品を利用すると、管理者はMicrosoft Outlookを用いて、SAPシステムに保管されている詳細な予算データの閲覧や更新などが可能になる。また、Outlookから予算を調整し、その変更を企業が所有するSAPの予算アプリケーションに自動的に反映させることもできるという。
リサーチ会社が突っ込みを入れているように成熟するのはもう少し先のようですが、両者の市場ポジションを考えると出来上がった暁にはなかなか入っていけない領域になるでしょうね。

ハイエンドの方は大規模アプリに吸われるというシナリオの基本ストーリーにあまり変化は無さそうです。

参考エントリ:Outlookというよりは、対象はオフィス全般ですね

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2005.12.11

Outlookというよりは、対象はオフィス全般ですね

Gmailが強化されるというニュース。記事タイトルはRSSにフォーカスしていますが、ポイントはそこじゃないと見るべきでしょうね。添付ファイルを参照出来るという機能の方が重いです。

添付ファイルをHTMLで表示できるのは、Microsoft Office、OpenOffice、PDFの各ファイル。
これは参照だけであればオフィスソフトはあまり必要なくなります。つまり、マイクロソフトのライセンスビジネスに揺さぶりをかける行為となります。ファイルの作成、参照、更新のうち一つを緩やかに締め上げたことになるため、見るだけでよいという環境、端末でのライセンス収入に影響が出ることに。

その他、モバイル端末でも、ブラウザさえ動けば参照が出来るという流れに巻き込まれていく可能性はあります。

こっちの要件は、

このほか、電子メール本文に含まれる住所と商品発送などのトラッキング番号を自動検出してメッセージの隣に表示し、ワンクリックでアクセス方法や商品の出荷状況がチェックできる機能も紹介している。
Outlookやオンラインカレンダーですね。Yahooなどのポータルとグループウェアを緩やかに狙ったものと考えられます。

余談ですが、Googleがカレンダ機能を出すか出さないかという議論がありますが、この議論はあまり意味がないというのは以前から触れている通りです。細々考えずともアプリケーション(orサービス)の重要度を考えると出さない訳はなく、技術的に作れない訳がありません。

社内でテストしていて外に出していないアプリも相当数に上ることは耳に入ってます(もちろん、Labにも公開されてない、かなり狙ったアプリケーションの存在もたまに聞きます)。カレンダーだけ無いと考える方が不自然です。

よって、これからオンラインカレンダーを作る!と新規参入を考える段階でもないですね。この市場は相当レベルの空中戦になります。単機能だけ出しているのでは、センスか開発力が無い限りは正面から撃破されるでしょう。もしくはローカル市場日本の特性と時間差を上手く捉えて先行で走るか。

トレンドだけ追って参入や展開を考えていてはいけない領域の良い例になりそうです。

リンク: ITmediaニュース:GmailにRSSクリッピングの新機能.

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2005.12.06

Seasarファウンデーション比嘉さん

今のテクノロジー環境を考えると外せないものの一つとして、オープンソース、中でも面白い動きをしている一つとして、Seasarファウンデーションの比嘉さんをご紹介頂いて取材してきました。(飯田さん他関係者のみなさまありがとうございますmOm)。Seasarはこのところ伸びて来ているJavaの国産オープンソース開発フレームワークの一つです。

とにかく出てくる話が面白い面白い。技術的にどうこうというのではなく、いい感じに楽しませてもらいました。

内容は年内か年明けか分からないですが、「トップエンジニアの一日」といった感じで記事になるかと思います。はっきりしてきたらお知らせ致しますのでまたいずれ。

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2005.12.03

要するに、市場の競争が見づらくなることに

サイボウズで企画をされている安田さんよりCNETの記事トラックバックを頂きました

カジュアルな返信は本Blogにて。

文章的にもちょうど綺麗な補足となっており、「まったくおっしゃる通りです」ということになるのですが、要するにビジネスとして何に繋がるかと言うと、「過去予想しなかった企業と想定していなかった形で競争になる」ということに尽きます。

コンサルティングにしても執筆にしても頂いた要望を一点にまとめるとこの話に集約することが多いです。プロジェクト管理サポートでも、サービス設計とシステム設計の翻訳なり、ビジネススキームを作る支援となっています。悩みは共通しているんだな、と実感することしきりです。

Web2.0の記事をじっくりとまとめていて、ひとつひとつの中身よりも市場定義、ウォッチする範囲をどう定義するかというモジュールよりもアーキテクチャーの次元にキーポイントが移行しているのを再認識しています。

事業に関わる身としてはたまったものではない環境だと思いますが、業界を見る立場としては非常に面白く、日々発見があります。独立して自由度が増してからラーニングの速度が上がりました。

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2005.11.26

SSE規格の記事

やっぱり面白そうなこと狙ってますね。

同仕様開発の端緒は、オジー氏がMicrosoftで業務に就くようになったころに開かれた。オジー氏は着任早々、「Exchange」「Outlook」「MSN」「Windows Mobile」「Messenger」「Communicator」といった同社のコラボレーション製品の関係者を集め、「メッシュ化された世界」を構築しようと議論を始めたのである。
Grooveの買収は結構前なので、その頃から着手していたとなると期待出来ます。

というより、非常に欲しかった機能規格ですね。現状の多くのウェブ上のサービスに欠けているものを提供しようとしています。

リンク: ITmedia エンタープライズ:RSS拡張でMSのレイ・オジーCTOが狙うものは? (1/2).

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2005.11.25

Microsoft、RSSの双方向機能を開発(ITmedia エンタープライズ)

こうなってくると認証までセットにしていくと面白い。進化としてはありですね。

リンク: ITmedia エンタープライズ:Microsoft、RSSの双方向機能を開発.

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2005.11.19

ぐるなび、タウンページ⇒Googleローカル?

Googleローカルの地図に利用者が自主的に情報を投稿できるようになりましたというニュース。CNETの記事はこちら。

これ、マーケティングさえ出来たら影響範囲大きいですね。イエローページ(というよりタウンページ?)、ぐるなびなどじわじわ影響を受けて行きそうです。モバイル連動も結構鍵。

改めて航海図で書くかなぁ、、、

リンク: [N] Googleローカル、店舗オーナーが情報登録可能に.

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2005.11.11

もしかしたら非常に良いタイミングかもしれないオラクルの戦略

オラクルが一部無償提供のDBをラインに持ったというのは例えば飯田さんのところで読めるが、もしかしたら非常にタイムリーな打ち手になるかもしれない。

現在のMySQLは、すぐれた魅力的なデータベースである。だが、プロジェクトが「エンタープライズレベル」へ進化する場合、これを同様にスケールアップさせることは可能だろうか。
そう、MySQLがイノベーションの階段を上るよりも、ユーザーの要望の方が早く高まるかもしれない。となると、オラクルはエンタープライズレベルでロックすることが出来る。

15年先はなんともいえないのは変わりないが、、、

リンク: ZDNet Japan Blog - ZDNet.com オープンソースブログ:データベースの世界でもオープンソースが勃興か.

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2005.11.04

既存ネットサービスは実はもうとっくにコモディティ化してないか?

もっと簡単に、ハードのコストが下がり、オープンソースが普及し、2.0という冠を付けられた前後で同じことを指摘してしまって良いかも。Ningはパッケージ化した初期のケースの一つであり、他にも出てくるでしょう(現に幾つか知ってますし)。

でも、趣旨には賛同です。Ningの動きは気になります。

Continue reading "既存ネットサービスは実はもうとっくにコモディティ化してないか?"

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2005.11.03

Web2.0の負の面について

こういう議論をきちんと通っておくのはやはり大事だと思える。

Continue reading "Web2.0の負の面について"

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2005.11.02

オムニチュア清水さん斎藤さん

CNETのインタビューとして、オムニチュアのお二方にお話を伺う。こちらのセミナーでお会いしての企画です。

詳しいことはいつもながら航海図でまとめることとして、強く感じたのは彼らがウェブ屋さんではないこと。

アクセス解析サービスをしてるじゃないかって?

Continue reading "オムニチュア清水さん斎藤さん"

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