2007.06.19

(ベンチャー)企業とValuation

「これって小さい公開企業だと、株価にプラスになる触媒かもね」とふと思ったのは、株式会社ニューズ・ツー・ユー役員人事の話を読んでいてでした。

取締役 財務・管理担当           平田 大治
取締役 営業担当              清水 勇介  (新任)
取締役 マーケティング担当        石谷 匡希  (新任)
取締役 技術開発・情報システム担当  野間 恒毅  (新任)
本人(達)から直接聞いてもいましたが、初出で読んだのは平田さんのBlogのエントリから。
 
ニューズ・ツー・ユーの事業はふっと見るとオリジナリティの高い、他のやっていないことに手を付けている反面、広報PRというバックエンド業務なのに攻めの感覚を求めている面もあり、対外的にビジネスの価値を伝えていくのは手間隙かかるんじゃないかなぁと思って見ていました。
 
つまり、ベンチャー企業として見た場合、ビジネスとして如何ほどのものか、周囲も(もしかしたら当事者も)良く分かってないという状況にあったのかもしれません。
 
このような状況下で、平田さんが幾つもの選択肢からこの会社を選んだというのは、単純に「お、あの会社ってそんなに価値があるの?」と周囲が見直すきっかけになりえます。そして、漢字で書くと直感的に分かりづらい方が多いと思いますが平仮名で書いた方が通りがよいだろういしたにさんは、「みたいもん!」と「クチコミの技術」の人ですね。(おふたりとも、おめでとうございます。)
 
VCからの評価が事業進捗のマイルストーンで組んでいるのなら、今回の人事のみで評価が動くというものではないですが、投資の世界でも、「あの人が手がけているのなら」という理由で資金が動いたり気合の入りようが変わったりしている例はしばしば見る光景なため、中長期ではなんらかプラスになるんじゃないかなというところでした。
 
ニッチ企業に投資していると、Valuationの切り替わる瞬間というのは非常に大事です。
 

 
ついででお知らせというのではないですが、先日からとある会社さんで社外取締役に選任頂いてます。あんまり公知されていないので、正式にはまた改めましてということで。

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2006.11.08

アニメコンテンツ企業決算二社

まずはマーベラス。「マーベラスが通期最終赤字に アニメ関連企業の不振相次ぐ」。

一方、DVD市場の悪化を受けて一部コンテンツの評価を見直し、償却を前倒しで実施。また音楽制作子会社デルファイサウンドのレーベル事業が販売不振な上、アミューズメント事業ではクレーンゲームの販売不振による客単価の減少と出店の遅延・新規店舗の低迷が利益を圧迫しているという。

GDH。「「アニメDVD市場が悪化」、GDHが最終赤字予想

同社によると、「アニメが世界的に注目され、競争が激化する中、ブロードバンドなどへの需要シフトに伴い、DVD市場で新作の売り上げの落ち込みが顕著になっている」という。このためビデオグラム発売収入と版権収入、キッズ・映画事業で売上高が当初の想定を大幅に下回った。

説明としてはDVD販売の先行きが怪しいという一応似たようなところになってます。CDも既に減少してますし、徐々にネットワーク化が進んでますね。

となると、バンダイや他の配信系の動きも見てみたいところ。

ちょっと違うようでどこかで繋がっている話ですが、タカヒロさんの広告会社の決算についてのコメント。タイトルが「広告会社の業績は、個人消費に関係するのか。」。

僕自身の考え方では、以前はマス・プロダクトにあったマーケティング・ツールとしてのマス・メディアがサイズ的にフィットしていたが、昨今では企業の商品・サービス開発が、多様化・セグメント化された結果(=マス・プロダクトでなくなった結果)、マス・メディアがそのサイズに会うメディアではないため、広告費に当たるコストが全体コストに占める割合でみたときにこれまでとは違った使われ方をするようになった、というのが妥当なところではないかと思う。
このテーマは同じ認識をしてます(但し、考えるスタートラインもプロセスも違うかも)。

なので、シフトしたと仮定してドライバーは何かと行く末は何かと落ち着きどころは何かという議論を真剣にしましょうということに。


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2006.11.07

3D空間の広告化が実務レベルで始まる

Massiveを買収したことからこの話がそのうちでてくるのは既定というところでしたが、ようやく顔を見せ始めましたということで。

リンク: Microsoft,「Virtual Earth 3D」で検索結果を3D地図に表示,広告掲載も予定:ITpro.

Microsoftは,Virtual Earth 3Dで広告の掲載を予定している。実際の道路脇に設置される広告と同じく,3D表示した画面内に仮想的な広告を配置する。

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2006.10.28

メディア関連案件増加中

メディアビジネスの支援案件が増えている。

スタートアップが2社。調整中であるが、大手企業のメディアサービスで候補案件が2つ。以前は来なかったような内容が混じっているので、どうも潮目が変わってきているのではないかという感触がある。

単にネットに進出しましょうという内容ではなく、事業の基本設計の見直しであったり完全に新分野となるサービスラインへの進出検討など、過去の延長でないことが話のスタートラインになっている。

スタートアップの案件では、なんでもかんでもネットに載せてしまいましょうというのではなく、機能として何を載せないかという削ぎ落としの議論をいずれでもしている。大手案件でも、場遺体部分ではなく、媒体と外、リアルワールドとの接点についての話題がしばしば出る。また、ネットでも周辺メディアとの接点設計や隣接チャネルについての議論が交わされる。例えば、先々動きが出てくると考えられるカーナビをチャネルとしてどのように捉えうるかなど。

原点に帰って、メディアが成立する条件とはどのようなものかというのが話している核になる。

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医療系ベンチャーからの相談

先日、医療系ベンチャーの方から相談を頂いた。機能レベルでのチェックと全体方針、医療関連産業の動向を踏まえて、サービスへの落とし込みをしていくのにどうするかというあたりがその内容。テクノロジーはありとあらゆるところに顔を出す。

どういう支援体制とスキームが作れるのか思案しつつ、先方の経営陣の皆様と世の中どうなろうとしているのかについて簡単に意見交換をした中で出てきた変化の要因は例えばこのようなところ。

 健康保険制度の見直し(米国でも進んでますね)
 医療のサービス化
 プロダクト流通の変化
 販売方法やサプライチェーンの管理スキームの変更
 人口構成の変化
 消費者の意識の変化

などなど変数はたくさん挙げられる。とはいえ、概ねこれらは幾つかの

親族にも医療系のビジネスに携わっている方がいらっしゃることもあり、業界動向や産業規制の動きについてはときどき細かい話まで耳にしている。保険にしても補助にしてもこれからは随分と変わっていかざるを得ないのだろうな、というのは行政系の機関に勤める友人と意見交換していても同じく出てくる。司法や刑事政策と同じように、制度の運用コストがそろそろ見合わなくなってきてるところがある。

さて、そのような中でご相談頂いた会社は何が出来るのか、同時にお手伝いする自分は何の貢献が出来るのか。イメージを整えつつ陣容を検討するところから。

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2006.10.21

Googleギャップアップ

Googleの好決算を受けて、絵に描いたようなギャップアップの構図が出来上がっています。初値と終値が似たようなところで8%弱の上昇。430ドル付近から460ドル付近に断続で跳ねています。

事業体としての評価がだんだんと難しくなってるなと感じるのは、「Google Apps for Education」を皮切りに本格化するだろうアプリケーションサービスの市場性を付け加えないとならないこと。マイクロソフト並に、もしかしたらそれ以上に評価が悩ましい会社になるのではと思っています。

とはいえ、とりあえず足元は順調というところでしょうか。結構な金額を払って(とはいえ、時価総額比では小さいですが)買ったYouTubeをどうするのかなど、見所の多い会社ではあります。相変わらず。

リンク: グーグル、第3四半期決算発表--純利益倍増でヤフーと明暗分ける - CNET Japan.

Googleが9月30日締めの第3四半期決算を発表したキーワード関連広告の売り上が成長を牽引し、利益が前年よりほぼ倍増した。

 

 Googleの最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏は米国時間10月19日、決算発表後に電話会議を行い、「Googleのビジネスは非常に好調だ。あらゆる分野のビジネスが好調に推移したが、特に調子のよかったのは海外市場であった」と述べた。

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2006.10.19

ネット系企業のコスト構造

いろいろ言われているなか、ずっと気になっていて定期的にチェックしているインフラコストのテーマ。

通信費用もインフラコストも現行たいしてかかってないから大丈夫、という話の前提には、今の業界構造があるため、永続するという仮定がありますが、この前提が壊れてしまうとまぁ困るだろう人はたくさん想像出来る訳です。

このまんま行くのか、それともどこかで切り替えしが起きるのか。最後は政治レベルまでも含んでの話になるのでややこしいですが、目の端くらいでは捕らえておきましょうということで。

それにしても、春ごろの話ではIDCやチップは、電力効率の話ばっかりでした。

リンク: Tech Mom from Silicon Valley - Googleの後にGoogleなし、CiscoのあとにCiscoなし.

オープンソース型無料サービスで出発したWeb2.0企業は、その性格から、いったん人気を得るとものすごいスケーラビリティでユーザーを増やせるので初速はすごい。でも、第一次バブルの時のように、光ファイバーもデータセンターも、どんどん安くなってはいない。昨年から今年にかけて、バックボーン・インフラの価格が下げ止まり、データセンターも電力危機でコストが苦しいという話があちこちで聞こえる。(Googleが本社で太陽発電を使うというのも、その話の一環だと思っている。)動画や音声などのリッチ・コンテンツを扱うためには大量の帯域(bandwidth)がいるが、そのコストは、上がらないまでも今まで以上には安くならない。一方で、広告モデルでやっていけるためには、それなりの規模がないとダメで、広告を売るための人員もいるし、閾値が高い。Google的な、薄利多売広告で儲けるにはこれまたすごい規模でないとダメ。閾値の規模に達するまで、帯域のコストをまかなう資金がもたない、ということなんじゃないかなー、と思うワケだ。買収されて、より大きなネットワークや、しっかりした広告販売部隊のある環境に組み込まれたほうが、理にかなっているということなのではないかと。

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MTV、中国進出のパートナーにBaiduを

オンラインネットワークへのコンテンツ提供に積極的に動いているMTVですが、中国のパートナーはBaiduになりました、ということで。

この辺は各国最適な相手を選んでアライアンスを組んでいくということで、淡々と進むのでしょうが、ある程度落ち着いてきたところで、肝心の音楽コンテンツの商流がどう変わるのかの方が興味アリです。

MTV自体はメディアとして動きますが、原資を辿っていくとコンテンツ業界に行くわけなので。

あと、日本市場はどうするんでしょうね。

リンク: ITmedia News:MTV、中国向けビデオ配信でBaiduと提携.

米国の音楽専門TVチャンネルMTVと中国の検索エンジン大手Baidu(百度公司)は10月17日、中国で音楽ビデオをインターネットで配信する事業を発表した。MTVは活動を規制されてきた中国の市場で注目度が上がりそうだ。

 

両社は、まずは1万5000本のビデオと「MTV Pimp My Ride 車改造大作戦!」などのMTVの番組を有料または無料で配信するとしている。両社はMTVの姉妹ネットワークNickelodeonの番組も配信する。

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VoIPトラフィックの暗号化:IPレイヤー集中の付帯需要

なんでもIP層でというのが最近のインターネット活用のトレンドの一個になるが、そのうちのVoiceについてのところ。流すのはいいけど、セキュリティとか盗聴対策どうすんのよというテーマ。

この辺の事情はciscoが電話会議市場に出たりってところと相性良いでしょうね。VPNの感覚で仮想プライベートネットワークをやわらかい形で保有するという選択肢はこれから出てくるはず。

広義のNGNと言ってよいところでしょうか。

リンク: TechTargetジャパン:VoIPトラフィックを暗号化する――その理由と方法.

VoIPトラフィックのセキュリティを確保するのが難しいことが、依然として企業でのVoIPの本格的な普及の最大の障害となっている。一般に、VoIPトラフィックは、暗号化されていないパケットの状態でインターネット上を流れる。つまり、送信側と受信側の間のネットワークセグメント上にいる人は誰でも、プロトコルロガーがあればVoIPパケットを傍受し、これらのパケットを通話として記録できるということだ。

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2006.10.18

Netvibesの日本ローカライズ案件

江島さん宅で今朝から(になるのかな)紹介されていたNetvibesの日本市場向け支援の件、その場で本人捕まえて調整かけてなんらか動きましょうということで進んでいます。

最終的には、チームメイキングして引渡しという感じになるかなというところはありますが、とりあえずブリッジ部分だけでも。

この手の案件(ローカライズ系といえばいいのでしょうか?)を受けるキャパと体制ももうありますので、他にも話があるようであれば順々に。

ひとまずは事務所Blogの方で軽くアナウンスにて。

(こういうのは英語で書いたほうが良いね。それもまた検討しましょう)

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2006.10.13

Googleの教育機関向けインフラサービス

ターゲット市場の設定の方法といい、なるほど、その手で来たかという感じですね。

いまとある案件で関わってますが、日本でも文教市場というのは通常の法人とは異なる市場として認知されてますし、部隊も商流も全然異なります。

学校という公共性の高い役割を持った市場だと、変な衝突や軋轢を生まずに実績を生むことも可能ですしね。

じっくり読まないといけない記事かと思います。これ。

リンク: グーグル、教育機関向け「Google Apps」を発表 : ソフトウェア&サービス - Computerworld.jp.

米国グーグルは今年10月10日、バックエンド統合に対応するコラボレーション・ツールとAPIセットをパッケージした「Google Apps for Education」を発表した。

 また、同社は、アリゾナ州立大学(ASU)が、6万5,000人のユーザーをGoogle Appsプラットフォームに転換させるための作業を進めていることと、電子メール・ゲートウェイを含むインフラストラクチャを統合するため、すでにGoogle APIを使っていることも明らかにした。

 これらの取り組みは、同社のエンタープライズ戦略がさらに前進したことを意味する。

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2006.10.11

ハイブリッドのソリューションが「エンタープライズサーチ」のシナリオ:ZDNet Japanインタビュー企画

ZDNet Japanのインタビュー企画で、エンタープライズサーチのベンダーであるウチダスペクトラムの代表である町田さんとの対談が掲載されています。

どうせ製品紹介じゃないの?という色眼鏡を外してキーポイントを丁寧に追うと、エンタープライズサーチ関連のトピックとしては先行した話がちりばめられてますので当該テーマに興味のある方は是非どうぞ。

対談のフルバージョンではもっと突っ込んだ話も出ていたのですが、なかなか全部を掲載するのは難しいですね。とはいえ、随分と喋った内容は出ています。

リンク: フォーカスソリューション - ZDNet Japan.

渡辺●ホワイトカラーの情報共有の問題は昔からありますが、何が足りなくて解決できない課題になっているのでしょうか。

町田●ずばり、基幹情報システムが生み出す情報と、グループウェアやメール、Webサーバーやファイルサーバーなどに保管されている情報の間にブリッジが架かっていないことです。ブリッジが架かっていないために生産性が低下している、問題が見つからないという話がすごく多く上がってきます。

 当社のESP製品は、これら基幹系のシステムと情報系のシステムにまたがって散在する情報を検索し、適切な形でユーザーに提供するソリューションを1つのフレームワークで提供するものです。いわばハイブリッドなデータを統合するのがソリューションのシナリオです。したがって、単なるドキュメントを対象として検索するシステムではないし、データを扱うという意味のBI(ビジネス・インテリジェンス)だけでもありません。ファイルとデータと両方を検索対象としています。ESPがホワイトカラーの抱えている様々な社内の問題が次々に解決できるソリューションではないかと期待されている理由はここにあります。


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2006.09.15

訴訟タイミングのお作法

どこで話したのかは思い出せなけれども、米国ビジネス社会では訴訟のタイミングにもある程度泳がせておいて「そろそろかな」という暗黙のコンセンサスがあるという話。

今回は当てはまってるのでしょうか。

リンク: ITmedia News:「YouTubeとMySpaceは著作権侵害者」――レコード会社が訴訟を計画か.

「(ユーザー生成メディア)サイトのシンボル的存在はMySpaceとYouTubeだ」とモリス氏は語ったと、Reutersの入手した講演の写しには記されている。「われわれは、これらの新しい企業が著作権侵害者であり、われわれに数千万ドルを払う義務があると確信している」

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2006.09.14

グーグルとIntuitのアライアンス

二つ意味があり、
 1)単なる象徴事例
 2)広告だけのはずがないよね
というところです。

ネットだけ、あるいはブラウザだけ見ていると分からない事例ですね。しかも相手はIntuit。日本だけ見てると意味は掴めないですね。

とか言ってずにちゃんと勉強しようっと。

リンク: グーグル、人気会計ソフトウェアにサービスを組み込み - CNET Japan.

Googleは米国時間9月13日、財務管理ソフトウェアメーカーIntuitと提携したことを発表した。これによりGoogleは、獲得を強く望んできた広告セクタ--個人事業者--との関係を築けるようになる。

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2006.09.13

電子書籍(マンガ)の国際展開事業

WBSでもレポートされていたイーブック イニシアティブ ジャパンの試み。セキュリティとDRMをかけた上で海外向けにマンガを流していこうというもの。

気持ちは良く分かるし、ちゃんと動くものなら期待したいところです。(皮肉での表現じゃないですよ)

おそらく、マルチデバイスになるんだろうな、ということとデジタルコンテンツの商流の決まり方はどうなっていくのか。

そう言えばもこういえばも無く、日本時間の今夜未明にアップルが新しいプロダクト/サービスラインを提示しています。iTuneやビデオiPodの動きなど、本件ともさほど遠くないところで繋がってるので。

リンク: 電子書籍はeBookJapan.

この「電子書籍国際ネットワーク事業」は、いわゆる“翻訳出版”のスタイルではなく、いわば“電子書籍のインターナショナル化”という位置づけで展開するもので、電子書籍が世界市場を対象に広く事業展開していくためのファーストステップです。高品質の電子書籍フォーマットなど固有の技術力によって電子書籍業界をリードするEBIと、国際的なネットワーク事業に強みを持つKCCS、KCAPの3社は、このほど電子書籍を国際マーケットに向けてインターネットで配信する日本初のビジネスモデルを確立し、事業化しました。これにより、日本が世界に誇る優良コンテンツである「マンガ」を、世界中の方々に広く、手軽に親しんでいただくことが可能になります。今回はまず、シンガポールの一般的な言語である中国語版(簡体字)を、日本語の電子書籍に付加する形で配信を行いますが、今後は、さらに各国の言語にも対応していく予定です。

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2006.09.11

日本市場でのアップル:鍵はデバイスかコンテンツか、あるいはサービスか

デバイスのシェアは市場トップ。iPodはウォークマンのようにデジタルミュージックプレイヤーの代名詞的なポジションを獲得していますが。

しかし、携帯の使われ方が日米で差があるのとやはり決済でしょうか。元々クレジットカードの使い方や小切手という話が根っこから違うところがあるので、埋めるキーがどこにあるのかどうか。

リンク: ITmedia News:日本では「挑戦者」のiTMS、携帯電話に挑む.

Appleは米国の音楽ダウンロード市場では圧倒的優位に立っているが、日本でのiTMSのシェアはおよそ5%だ。日本ではほとんどのファンが携帯電話に音楽をダウンロードしており、多くの人はクレジットカードを使ってオンラインで楽曲を購入するのを好まない。

Continue reading "日本市場でのアップル:鍵はデバイスかコンテンツか、あるいはサービスか"

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2006.08.24

CRMとリスティング広告の連携

ま、これも予想通りですね。予想通りなんですが、「誰が実装するの?」というところは全然整理されてないんですよね。

・SIの出来るプレイヤー
・ウェブサービスを提供してる会社
・マーケティングの視点を持った人
・双方のサービスセレクションを出来る人

というのが今のところバラバラです。よって、既存組織ではなかなかちゃんと企画設計インプリ運用まで出来ないだろうなぁと思います。システムの運用とマーケティングの運用が同時発生するので。

問題の発生タイプとして、

1)テクノロジー視点を欠いて、例えば純コンサルタイプの引っ張り方をする
 ROIのうち、Iが特に最適化されにくい。過剰投資が発生しやすく、且つ運用安定性が上がらない。よって、狭いマージン領域で戦わないといけないので適度にリスクを取った戦術を採用出来ずに収益性=Rも上げにくい。

2)テクノロジー視点だけで引っ張る
 ROIのうちRが伸ばしにくい。何をどうすれば売れるのかという視点は技術のみの視点では当然出てこないので、セールスマーケティングを欠いてシステムだけあっても上手く回らない。当然のことだがユーザー側が十分な経験を積んで発注要件を精度高く出せる場合は大丈夫。

3)ネットのプレイヤーのみで引っ張る
 出来るところはいいところまで出来ますけど、ちゃんとしたSIerのレベルまで基幹に近いCRMをちゃんと触れるというのはなかなか無いはずです。そもそもCRMだけで一個専門領域になるので、CRM事業部があるくらいじゃないと回せません。インフラも大きいですしね。
(簡易指標としてオラクルの資格を持って動いている人がネットの会社にごろごろいるかと問われたら、SIerよりは少ないんだろうなぁとあちこち見ていて思うわけです)

こんなところでしょうか。いずれも、関係者だけで問題解決しようとしても難しいパターンです。視点が足りないというのは第三者が入らないと見えないポイントですので。

ちなみにですが、上記全部結構なレベルで出来る体制はあるはずです(宣伝)。

リンク: セールスフォース・ドットコム、Google Adwords管理のアドオン開発企業を買収 - CNET Japan.

Benioff氏は「Google Adwordsから情報を引き出して、購買につながる顧客が誰なのかを分析することは、難しい。この点に問題を感じた」と述べる。「CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)とGoogleが提供する広告サービスの間の関連性を見落としてしまいがちだ」(Benioff)

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2006.08.18

「AJAXはビジネスモデルではない」

モダシン総帥から教えて頂いたエントリ。

起業家にとって、PVも何も大事ではないよ、というスパっというメッセージ。書いている当人がWeblogs, Inc.のCEOだけにちょっと耳を傾けたくなります。

こういう言葉をどう受け取るかはもう受け手次第ですね。正しい正しくないとかではないところではないかと。

総帥本人はこう受け止めているそうです(受け止め方の全てではないでしょうが)。

ワイワイガヤガヤやってた人たちがガクガクブルブルになり始めてきそうです。
その人次第というところですかね、やっぱり。

リンク: AJAX is not a business model. - The Jason Calacanis Weblog.

page views mean nothing, revenue means something, and earnings mean everything.

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ECサイトの大人買い機能(要望)

Amazonなどで買い物していてしばしば思うところとして。

仕事資料や、仕事資料でなくても、シリーズものをまとまって買うというのは(いわゆる、大人買いですね)しばしばありますが、ECサイトは基本的に単品買いが基本になってるわけです。いわば、書店で一冊ずつ本をレジに持って言ってるような感じを受けてしまいます。
(もちろん、カートに放り込むというのは、レジではなく、プロセスとしては文字通りリアルでカートに放り込む作業になるわけです)

実際にまとめて買うときは、ガバっと鷲づかみにしてそのまんまレジに行くというまとまって処理プロセスを現実行う訳ですが、この大人買い機能、つまり、「x巻からy巻までまとめて買う」というのを作って欲しいと良く思うわけです。

コミック10冊とかまとめて買うと、10回ほどカートに入れる作業をしなきゃいけないわけですね。こっちは買いたい気満々でも買う気が薄まってしまいます。

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2006.08.16

Google Talkのファイル送信機能

あ~~~、これは果てしなく危険だ。如何に危険かはSkypeチャットが如何に仕事で使えるかを理解出来ている人ほどストレートに伝わるのではないか。

あと、さりげなく、エクセル2.0ならぬ、スプレッドシートの機能がGmailからリンクが標準で張られていることにある。恐ろしい恐ろしい。

リンク: まもなくGoogle Talk誕生1周年--ファイル送信などの新機能が加わる - CNET Japan.

今回のアップグレードで、Google Talkのユーザーは、「send file」ボタンで文書ファイルや写真、その他のファイルを送ることができるようになる。送られたファイルはチャットウィンドウにサムネイル表示され、フルサイズでの表示も可能。

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2006.08.14

検索サービスはどこまで拡張可能なのか

という問いがふと浮かんでしまうニュース。

日本でもGoogleの地図検索(ローカル検索)と通常検索の融合などしずしずと進められている様子が窺えます。

リンク: ITmedia News:Google、映画の予告編を提供開始.

Google.comの検索窓に映画のタイトルと地名や郵便番号を入力すると、その地域の上映映画館、上映時間といった情報に加え、予告編へのリンクが現れる。たとえば、検索窓に「da vinci code new york, ny」と入力すれば、ニューヨークでの映画「The Da Vinci Code」の上映情報や予告編へのリンクが表示される。

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コンテンツ管理市場で起きるコンソリ

ストレージ市場がごりごり動いている時期がありましたが、近接のECMも動いてます。下記の通りそこそこの規模の買収。

あと、気になるのは、
 ・専業ベンダーが減りつつある
 ・複数のレイヤーに跨った事業者の一般化
でしょうか。インフラ層は層の再定義が行われている、という解釈で良さそうです。

リンク: IBMがファイルネットを16億ドルで買収──大再編が進むECM市場 : ソフトウェア&サービス - Computerworld.jp.

フォレスターのシニア・アナリスト、バリー・マーフィ氏は、「インフラ・ベンダーがコンテンツ管理分野のすべてを押さえようとしており、専業ベンダーの存在感が低下している」とし、そうした勢力の変化が今まさに進んでいると強調する。

 また、IDCのコンテンツ技術/デジタル・メディア担当プログラム・ディレクター、メリッサ・ウェブスター氏は、ファイルネットは苦境に陥っていたと見ている。

 ECM専業ベンダーの中でも、オープンテキストなどは汎用的なECM製品の提供から脱却し、自社製品をオラクルやSAPのようなアプリケーション・ベンダーの製品と緊密に連携させている。ファイルネットは、こうした専業他社とは異なり、一貫して自らを汎用的なプラットフォームのベンダーと位置づけていた。

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2006.08.10

番号ポータビリティの手数料無料キャンペーン

シンプルにこういうのって効くんだろうな。

リンク: ITmedia  D モバイル:auへの転入時手数料、無料に──番号ポータビリティ.

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2006.08.01

経産省「情報大航海時代」の議事メモ

ふとした話題からこのページを見ることになったのですが、割と普通にサーチエンジンの話をしている様子です。

血税が!という意見を言うつもりはないのですが、予算的にも参加者的にもいろんな方が加わっているので、良いものが出てくればいいなというところです。せっかくの機会ですし。

それにしても、藤元さんはどこにでも現れるなぁというのが内輪トークでした。

リンク: ITによる「情報大航海時代」の情報利用を考える研究会(第1回) 議事要旨-審議会・研究会-経済産業省(METI/経済産業省).

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2006.07.31

「アテンションエコノミーとファインダビリティってなんだ?」を寄稿しています。

紙面にもなるそうですが、インプレス社より新しく開設の(おめでとうございます!)Web担当者Forumにタイトルテーマで一本寄稿しました。このテーマ両方を一続きでまとめているのはそう多くないかと思いますので宜しければ。

検索エンジンマーケティング、SEOといったあたりの話で個別のテクニックに行く前に、そもそもなんなのよというのが気にかかっている方、もしかしたらするっと何かが解けるかもしれません。

本当に全部説くにはメディア論全部をひっくり返してみないとおそらくダメなんだろうと思いますが、そういう巨大な作業はまた追い追い。一部は先も紹介した、『マーケティング2.0』でも取り扱っています。いろんな話が飛び交ってるけど、結局何がどうなっているのか頭を整理してみたい方、もしかしたらヒントくらいにはなるかもしれません。

リンク: アテンションエコノミーとファインダビリティってなんだ? | Web担当者Forum.

アテンションエコノミー、さらにファインダビリティ。なんだか物々しいタイトルが付いていて、またネット業界は魔法のような言葉を発明したのかと反射的にげんなりしている読者もいるかもしれないが、根っこの部分はさほど難しくない。

両者を一言でまとめてしまうと、「時間も無いし、あれこれ見て回るのも疲れて面倒だから楽をしたいユーザーとどう向き合うか」ということになる。


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2006.07.22

『マーケティング2.0』Amazon予約始まりました。

企画及び全体監修、執筆で最初から最後まで大分関わった本、『マーケティング2.0』が来月10日に発売になるのですが、Amazonで予約が始まっています。

事業会社の実務者の方が使えるような形にしましょうという形で企画を作り、書いて頂ける人をセレクションしてお声がけをしてしばらく。本業のプロジェクトピークと重なったり割と大変な進み方をして執筆陣の皆様にもややご迷惑をおかけしたりしましたが(編集の方もおつかれさまでした)、ようやく形になりました。
  
ちなみに、執筆者は結果的に著名な方が多いですが、実務者としての経験と説明する力があるだろう人という方針でお願いしています。

 磯島大(キューフォー株式会社
 廣中龍蔵(ネットイヤーグループ株式会社
 関 信浩(シックス・アパート株式会社
 神原弥奈子株式会社ニューズ・ツー・ユー
 岩田真一Skype Technologies S.A
 棚橋弘季株式会社ミツエーリンクス
 清田一郎(小鳥ピヨピヨ)
 北村勝利(株式会社アイフリーク
 飯塚征治(アイベックス・アンド・リムズ 株式会社
 いしたにまさき(みたいもん!!ONEDARI Boys
 中島聡UIEvolution
 柿原正郎関西学院大学商学部)

あと、一番入り口の企画レベルの品質チェックで、太駄さん(インターネット広告のひみつ)と四家さん(株式会社カレン)にもお手伝い頂いています。表立っては出てきてないですが、普段の意見交換も含めてあらためてお礼を。

というか、リンク先の著者名が磯島さんだけになってますんで、Amazonさん早く訂正してくださいませ。w

関係者エントリ:
棚橋さん 「マーケティング2.0」「マーケティング2.0:事業会社のマーケティング担当者の方にせめてこれだけは読んでいただきたい1冊(せめこれ6)

私が担当させていただいたパートですが、「スパイラルアップするマーケティングとは」と題して、いかにWebでのマーケティングにおいては継続する力が重要なのか、そして、どうすれば事業会社でWebでのマーケティングを継続できるかについて書かせてもらっています。

[mi]みたいもん! 「『マーケティング2.0』に執筆させていただきました。
そうそうたる執筆陣に加えてもらって大変感謝しています。私の担当した部分は、いわゆる2.0とは違う、主にハンディデバイスについての内容となっています。

kakihara.org(柿原さん) 「「マーケティング2.0」刊行のお知らせ
とにかく、インターネットの発展と普及により急速に変わりつつあるマーケティングの実務の実態と今後の課題について知りたいという方にはうってつけの本だと思いますので、ぜひ手に取って読んでもらえると嬉しいです。

s@s(岩田さん) 「『マーケティング2.0』Amazon予約始まりました。

僕のパートはコラム形式で、Skypeに代表される、インターネット上の「Voiceレイヤ」についてです。

他の執筆者の方々(下記)も実際に実務レベルの視点で書かれているそうですので、僕も読むのが楽しみです。

minako's blog(神原さん) 「マーケティング2.0

ちょっぴりお手伝いした本「マーケティング2.0」の、予約がはじまった模様。

小鳥ピヨピヨ(a cheeping little bird) 「「マーケティング2.0」という本を書きました

「Web2.0」については本を読んでなんとなく把握したけど、
実際のマーケティングで、どう活用したらいいのか判らない。
でも、「ネットを有効に使ってなんかやれ」と言われている。
あるいはマス広告を打つ予算なんかないから、
ネットを有効に使いたい。
そんな人に向けて、可能な限り実践的に書かれています。

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2006.07.20

その昔あった(というか今もあるが)ライブカメラコンテンツ

雨後の筍のごとく出ている動画系の話の一個。こちら側を介しない動画シェアサービスとでも言いますか。とりあえず、これだけ数があればありとあらゆる実験が行われてることになるんだろうとうのを改めて認識。

リンク: ビデオ投稿サイトの競争が本格化--ライブ中継の取り扱いを目指すGrouperの取り組み - CNET Japan.

ビデオ共有サイトのGrouperは、ビデオ制作者がビデオクリップを撮影後即座にウェブに掲載できるようにしていくことを計画しているという。このサービスにより、同社は、ビデオ投稿サイトの運営会社から、ライブ中継を扱うインターネット放送局に一歩近づくこととなる。

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キャップジェミニ日本、NTTデータに買収される

大手どころは独立系のファームがどんどん少なくなってますね。独自でSIをやってるか、もしくはどこかの資本系に入っているか。

反対側でブティック型のファームがたくさん生まれていることもまた事実ですが、世の流れなんですかね。

※追記:
指摘頂いたので。ちなみに、この話は去年のネタになります。ただ、最近更に業界内の水面下で動きがある様子なので、ぽいっと引いてみました。変なところで、業界の垣根を越えた競争が起きている印象です。

リンク: NTTデータ、コンサルティング企業を買収--上流から下流までを狙う - ZDNet Japan.

NTTデータは7月19日、経営コンサルティング大手の仏Cap Geminiと世界市場で提携したことを発表した。あわせて、NTTデータはCap Geminiの日本法人を買収したことも発表した。

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グーグルはなぜOSSを採用し、公開するのか

シンプルな指摘。

つまり、逆に考えると、公開してないところを探ることで彼らなりの業界展望というのを探ることが出来るということでもある。
(それがどれくらい意味があるかはともかくとして)

リンク: グーグルのキーマンが語る「オープンソースとソフトウェアの未来」 : ソフトウェア&サービス - Computerworld.jp.

ではなぜ、グーグルはOSSを提供するのか。それらのOSSは、グーグルの内部で開発されたもののうち、特に「今後、コモディティ化が進む」と判断された部分である。そうした部分は、自社内に抱え込んでいても仕方がない。OSSとして公開し、広く利用してもらおうというわけである。

 そうしたOSSの多くは、グーグルのサービスを利用するためのものだ。よって、開発社/企業らは、それらを用いて、グーグルのサービスを利用するためのソフトウェアを自由に開発できるというわけである。


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SaaS契約のリスク管理

それぞれの項目を見ても妥当なところが