ハイテク産業(を中心に)トレンド分析
今朝オープニングベルを見ていると為替と国内銀行セクターのトレンド分析を行っていた。月はじめからトレンド分析頭のスイッチが入ってしまったので、ざっくりとハイテク産業のトレンド確認でも。
一つは、インターネットの普及に従い、価格の下落と均一化が進んでいる。象徴はeBay。eBayの登場は商品情報が金融市場のようにダイナミックに取引される環境を作り出した。渡辺千賀さんのBlogのeBayでバカ・アービトラージを読むとリアルに何が起きているのかを窺い知ることが出来る。その他、とあるファンドマネージャーの方がミクロ経済モデルを援用して同様のことをまとめられていた(有料なので引用は控えます)。特徴的なのは単なる下落というよりは、それこそ金融市場でのアービトラージのごとく、商品の取引価格が市場での取引価格に収斂する動きを強めているところ。
企業の情報化・開発状況もコスト圧力やビジネス環境の変化、アーキテクチャーの進化から変わりつつある。システム、技術の層ではなく、サービス層を中心に物事を考え始める傾向が強まっているのは先のエントリにもまとめたとおり。オブジェクトモデリングやJavaの登場、インターネットの広範な普及という背景文脈と合わせて見ると、一過性の流行りではないことが窺える。誰がどこでどのような業務を担当するのかという、作り方と協業の構図が変化しつつある。昨日まとめたようなアウトソーシングのマネジメントは今後も変わらず重要となることだろう。
そして、アウトソーシングは海を越え始めている。地域属性が弱く流通しやすい財についてはグローバル競争が加速している。極例の財は為替になるが、じわじわと情報財特性を持ち始めた商品は多い。物財に限らずサービス財でもグローバル取引可能なものは随時為替のメリットを得るべく積極的に海外の労働力を求めている。いわゆるオフショア開発の話はあちこちで取り上げられているが、例えば今朝のCNET梅田さんのオフショア開発で明暗別れるプログラマーのキャリア、や引用先の海外アウトソーシングの波にアメリカはどう立ち向かうのかが状況説明に詳しい。
80年代、90年代は工場単位や支社という比較的足の遅い資本(トーマス・フリードマン曰くのロングホーン種)が主流になっていたが、モノによってはプロジェクト単位で取引されるのが今の現実となる。背景で一番強い力は為替と国ごとの経済発展段階の違いであり、通貨の力関係を利用したアービトラージという構図が読み取れる。
基本的に、資本市場での取引を見るような感覚をあちこちから受けるようになってきているのが基本トレンドだと思っている。駆け足かつ触れてないトピックが大量にありますが、印象memo的に。
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