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2004.02.29

メディア産業の未来

CNETの御手洗社長のお話を伺う機会があったので、メディアコンテンツ産業の現状動向についてやり取りさせていただいた。

本業にメディア、インターネット関連の事業が含まれているので広くインターネットを含めたメディア産業がどちらに向かおうとしているのかは相変わらず気になる。問題ない範囲でmemo程度に。

◆コンテンツのオープン化はどのような影響を与えているか
 以前、知人との議論をひとつエントリとしてまとめたことがあった。ValuePointがコンテンツそのものから外れつつあるのでは、という仮説を持っていたがこの点については概ね意見の一致を見た。コンテンツそのものに課金することがやりづらくなっており、クローズなモデルについては縮小均衡に向かってしまうのではないか、「インターネットというオープンなインフラが出来た以上、それを前提にビジネスを組み立てるべき」とのこと。まるで、Linuxの話題のようである。一次情報以外では付加価値のポイントは残っており、ニュース記事ではない加工情報についてはやりようがあるのではという話については、やはり残っているらしい。生魚は売れなくても缶詰にすれば流通するというところだろうか。やはりオープンソースの議論をしているようである。
追加記事をまとめています。

◆CNETのトラックバック対応について
 コンテンツはよりオープンにして流通量を高める方向性を意図してトラックバック対応となったらしい。基本は広告モデルであることに変わりはないため、トラフィックが多いことが重要となる。良質のBlogからの流れを捉えてサイトに誘導し易いようにという素直な意図から、という予想した通りのコメントを頂いたが、結構難しい決断だったのではないだろうか。

◆メディア産業とBlogの関係について
 Blogは新聞を肩代わりするか、という去年くらいからメディアで騒がれているテーマがある。基本は役割分担になるのだろうとの考えを持っていたのでぶつけてみると、棲み分けが行われているのが実感覚に近いと。Blogは一次情報の提供元にはなりにくいこと、また情報の信頼性の担保が十分に行われるわけでないため、メディアにアドバンテージが生まれて簡単には代替出来ない。とはいえ、昨今一次情報の供給までBlogが担い始めているところがあり、棲み分けについては保証されたものではないこと、加えて一次情報そのものには課金しづらくなっていることから情報元としての地位が安泰でもビジネスとしては安泰かは怪しいだろうとの見方をされていた。Blogの切り口を除くと新聞社、雑誌社は似たようなことを考えている様子である。
※逆に、雑誌の世界は根本的にマーケティングが出来ていないので、市場の隙間は山ほどある、とおっしゃっている雑誌社の方もいらした。

先日の「情報経済は崩壊するのか?」 のような議論もしてみたかったが、時間切れ。Yahooと楽天をどう捉えるかという話もしてみたかったが同じく浅い議論のままで時間切れ。また機会があれば、この辺りのテーマで意見を伺ってみたいものである。


このところ、日米Yahooのストラテジーについてもあれこれ考えをまとめたりしているが、どうも勝ちパターンとまでは行かないが、メディア産業の今後の方向性は幾つか見えてきている感じを受ける。

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