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2004.02.20

サーチの近未来(1)

Yahooの切り替え劇があったためかサーチに関連した資料に出くわす機会が少し増えた。技術技術した話や細々とした話を仔細取り上げてもきりが無いため、Esther Dysonの「Life After Google」をヒントに大きな方向性について。

「Search isn't done」とはGoogleの創業者、LarryとSergeyがこのカンファレンスで口にした言葉。真意としてどこまで含んでいるかははっきりとしないが、サーチ関連の技術開発は以前にもまして積極的に行われている。

Estherが今後の方向性として指摘するのは三点。
 ・PERSONALIZATION
 ・BETTER-DISPLAYED RESULTS
 ・GEOGRAPHY-SPECIFIC RESULTS
これらは純粋なサーチ技術の発展方向性について述べたものと考えられる。周辺技術を絡めての応用領域については触れられていない。

・PERSONALIZATION (検索結果の個別カスタマイズ)
結果をカスタマイズするには、過去の利用履歴でも利用者の属性でもカスタマイズするヒントとなる情報が何か必要となる。しかし、属性情報を取り扱う処理速度等システム的な問題と合わせて、使い勝手や個人情報の取り扱いの問題が出てくる。

The conundrum is that the trade-off between complexity and ease of use needs to be tuned for each member of a broad community of users
入力情報がたくさんだと入力やアップデートも面倒になるため、使い勝手のいいシステムになるかは一つ壁となる。この点について例えば「FILTERING BY SOCIAL CONNECTIONS」、ソーシャルネットワークが解決法になるかも知れないとの指摘がされている。
As in real life, they may prefer to do business in a familiar neighborhood, and some of the new social network platforms allow users to find not just people but things.
純粋な意味での情報を探しているのではなく、具体的なHelpが欲しい場合などウェブ上に写像された人のネットワークを用いて検索結果にフィルターをかければ良い。

他にも、Amazonのコラボレーティブフィルタリングを思わせるが、

Another new service, Eurekster, is a search engine that filters and ranks results based on what your friends (as you've designated them to Eurekster) found interesting.
ネットワークの近い人同士は類似した情報を好むだろうという仮説に基づいて、フィルターをかける方法が考え出されている。これだと、ソーシャルネットワークが使われ続けている限り情報に更新がかけられるため、登録情報のメンテナンスを必要とせずに自分向けの検索サービスを受けることが可能となる。

・GEOGRAPHY-SPECIFIC RESULTS
これはポータルサイトでも広告バナーや地域情報の表示(ex天気)で実用化され始めている。日本では何より浮かぶのがGPS付き携帯との融合だろう。アクセスポイントや入力されたアドレス情報をヒントに表示する情報を選択するのは、Googleをはじめ実際サービスされている。他、まだ見えてきていないがノートはPDAなどの情報端末だとWi-Fiとも連動していくのか、GPS携帯と似たような仕組みになるが、カーナビと連動していくのかなど興味深い。ウェブの世界は物理的な距離感の無いまさしくサイバースペースという掴みようのない空間認識がこれまでだったが、物理世界の位置情報と積極的に繋がっていくことが今後予想される。
※まだテスト段階ではあるが、BlogとGPS携帯を連動させる動きも出ている。

・BETTER-DISPLAYED RESULTS
これも最近良く聞く。検索結果があまりに多いと、片っ端から見るわけにもいかず、結局欲しい情報の辿りつけないことがある。結果をどうにか整理して見せる事は出来ないかという試み自体は決して古いものではない。中でも最近気になっているのはクラスタリング検索のvivisimoeBay専用のサーチを開始するなど微妙な動きを見せ始めている。

他周辺技術も絡めると他にも幾つか見方はあるが既にして長くなっているのでまた次回に。

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