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2004.01.30

WebとRDBの出会い

Yahooバナシから流れて延ばし延ばしにしてしまっていたマイクロソフトの次期データベースアーキテクチャ、「Yukon」について。

.NET Frameworkをベースにした開発環境の変化も話としては面白いが、技術の話を細々をしても仕方がないため、脇に置くと、目を引くのはXML対応とWebサービス対応が合わせて進んでいることだ。

インターネット経由で企業が個別に持っているデータベースのアクセスをどのように実現するかは長らくネックになっていた。もちろん、ウェブブラウザ経由でのデータアクセスを実現する方法は幾つもある。しかし、複数事業者間でのデータのやり取り、離れた環境下にあるアプリケーション同士のデータのやり取りはウェブのオープン性に比較すると十分に追いついていなかったのがこれまでだった。この問題へのアプローチがXML及びWebサービスの仕様策定の話に繋がっていく。

どちらの技術も規格の普及から徐々にプロダクトに落とし込まれた形での普及期に入りつつある。実用化事例がぽつぽつと見られるようになって来ている。例えば、まさに今使っているBlogの裏側にはXMLが詰め込まれており、同じく日々お世話になっているGoogleやAmazonなどはWebサービス+デベロップメントキットを提供し始めている。

もう一歩、汎用技術として普及するには、XMLのファイルを生成し易くするツールが揃い、ベンダーから提供されるRDBなどのミドルウェアが綺麗にXML対応する必要がある。そうしならないと、ウェブからXML技術でデータベースに至るまでの道のりが世の中全体で整備されない。前者の問題はCMSツールの普及や開発環境でサポートされる。今回の「Yukon」でも.NET Frameworkをベースとした開発環境の整備はSIer側の負担を落とすので、少ないシステム投資で機能実現し易くなる。後者の問題については、RDBの対応が必須であり、大手ベンダーは目下対応中の状況と言える。

「Yukon」の開発状況を見ていると、上記のXML+RDB+Webサービスという一連の問題にひとまとまりの解答を示そうとしていることが窺える。現時点では断言までは出来ないものの、OfficeシリーズのXML対応などと合わせ見ると面白い全体像が描けるようになるかもしれない。

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Comments

MSはフロントオフィス(Office System including InfoPath)からサーバ製品(BizTalk Server 2004, Yukon), そしてOS(Indigo in Longhorn)と.NET戦略でXML Web ServicesつまりXML Parser, SOAP Engineを汎用的にビルドインしていっていますね。こういった首尾一貫したマネジメントができるところ、MSは素晴らしい。
しかし、MSにXML Web Servicesで主導権を握られる(それが彼らの狙いですが)と怖くなります。他のベンダーもMSにもっと学び良き戦略を早めに展開しないといけないと思います。

Posted by: Masayoshi Yasuda | 2004.01.31 at 03:04 PM

PCのアーキテクチャーはWindowsで確定したかと思っていたのですが、インターネットの更なる普及とXML+Web Servicesにより、もう一度変化しつつあるようです。サーチを巡る争い、アプリからRDBまでが統一のデータ型で揃いつつあるところなど面白い展開となってます。

※アンテナの巡回先に加えさせていただきました。

Posted by: SW | 2004.01.31 at 10:12 PM

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