金融安定化策発表後、週明けの市場の反応
外部要因の差込もありましたが、ざっと整理してみましょう。
米国系主要指数。
Dow 11,015.69 -372.75 (-3.27%)
Nasdaq 2,178.98 -94.92 (-4.17%)
S&P 500 1,207.09 -47.99 (-3.82%)
10y bond 3.84% -0.01 (-0.26%)
USD-Euro 0.6805 -0.0112 (-1.61%)
USD-Yen 106.3600 -0.5000 (-0.47%)
USD-GBP 0.5410 -0.0041 (-0.76%
というわけで、全部落ちてます。さもありなん。
欧州も少し見ると
ダウ 欧州50種株価指数 3,207.00 -66.00
FT 100指数 5,278.50 -74.50
という感じ。こちらもやや下げ。
感覚としてはこんなところでしょうか。
買い取るモーゲージ資産の種類や政府が保有する期間、評価法などの詳細は明確になっていない。実勢がないような証券化商品をどう評価して買い取り価格を決めるのかも不明だ。債権売却で損失が出るような価格では金融機関が売却しない可能性がある半面、損失が出ないような高い価格で買い取れば、今度は国の損失が拡大する。
また金融機関に損失が出ないような高い価格で米政府が買ってくれたとしても、金融機関の資本不足という問題は解決しない。
この話はスキームが出された当初から一部では言われていた議論です。結局、魔法のごとくどこかから何かが出てくる訳ではないということで。
そこで、マーケットの目の前の現実としては、運用先の退避が明らかにあるでしょうが、原油が上がっています。
経済をめぐる将来的な痛み、消費者の痛み、ガソリンをめぐる痛みが存在する
結局、負担の全体と経済のコスト構造というところからは、経済見通し、税、資源価格と良いところはありません。WTIも16ドル上昇というのは割と大きな動きと言えます。
そこで、スキームが根っこのところで評価され、気にされている市場の緊張緩和と信用回復が為されてるかですが、
今回の金融安定化策でまず注目されるのは、銀行間市場の動向。金融機関同士、ひいては企業・消費者への資金の流れが円滑になるかどうかが焦点となる。
市場関係者が注目するTEDスプレッド(3カ月物ドルLIBORと3カ月物米国債利回りの格差)は19日終盤で2.27%ポイント前後。過去四半世紀あまりで最高となった18日の5.00%ポイント前後から縮小した。
ただ約1年前に世界的な信用収縮が発生するまで、TEDスプレッドは0.10─0.25%ポイントで推移していた。
シーバー氏は「(TEDスプレッドが)少なくとも2%ポイント以下にならなければ、銀行間市場が健全化したとは言えない」と指摘した。
というわけで、効果ゼロではないが、まだ済んでないというのは明白です。そもそも、MMF市場から資金が逃げてるというのも普通の事態ではなく。
現金しかもはや信用できないし、それも為替リスクがある。となると、最終の退避先として実体資産に逃げるのは仕方のないところかもしれません。
金はここ数日で750から900に急騰しています。
◇
追記。ふっとニュースを見ると金融機関への直接資本投入が検討されています。いわゆるところの公的資金。日本と同じ道。
フランク米下院金融委員長は22日、7000億ドルの金融安定化策に関し、同案の下で不良資産を切り離す金融機関の株式を政府が取得できるよう変更を加えることで政府が合意したと明らかにした。
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