米住宅市場の回復には時間がかかるとの見通し説
当初、あちこちから「大丈夫大丈夫」との声明が出されて、本当かなぁとか思っていましたが、ちらちらこういう声も出始めました。
23日発表された米ハーバード大学の調査によると、物件差し押さえ数が過去最高水準に上っていることと与信の制限により、米住宅市場の低迷からの回復は、従来以上に困難な見通しだ。
調査は、2年に及ぶ住宅価格の下落が家計の資産を侵食、個人支出を抑制し、経済成長の下押し要因となっていると指摘。価格の底打ちを潜在的買い手が確信するまでこの傾向は変わらないとみている。
住宅市場の先物指数も、09年入らないとやっぱり駄目じゃない?という値動きをしていることからも、マーケットの実感としては、結構かかってもおかしくないという見方も根強いことが窺えます。
あとは、こうなると住宅市場の影響を受ける景気全体ですね。これも、短期で回復するんだ、との声が随分ありましたが、少し慎重に眺めておいても良いんじゃないかと思われます。
この一言も面白くて
歴史的に、住宅市場は経済がリセッション(景気後退)局面に入り、ローン金利と価格の低下によって住宅が入手しやすくなって初めて回復している。
経済全体はリセッションに入るのか入らないのか、どれくらいの深さなのかというところも見方が割れていますが、リセッションに入らないなら入らないで住宅市場の調整に時間がかかるので、いずれにしても、長期化傾向という話は構図として抜けがたいところがあると言えます。
| 固定リンク
「米国市場」カテゴリの記事
- 米欧利下げ見通し(2008.10.03)
- 金融安定化策発表後、週明けの市場の反応(2008.09.23)
- 米住宅市場の回復には時間がかかるとの見通し説(2008.06.24)
- FRB政策と米国金利動向(と経済動向)(2008.06.23)
- リーマンの危機と米国金融(2008.06.21)















コメント