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2008年6月29日 (日)

PF部会6月終了:不動産市場の行方

Maison_logoというわけで無事に終了しました、おやつはひさしぶりにメゾンカイザーのパンとクッキー。ついでなのでロゴでも張ってみます。

月次定点観測のところはだいぶとフォーマットが出来てきているのでいつもどおり。全体的にリスクファクターがまだまだ多く、先進国経済は横ばいで軽くシュリンクした流れです。

新興国は少し落ち着いたもののまだまだ旺盛な成長力を持っているのは確かですが、さて投資は?と問われると、”行き過ぎの調整”という言葉が頭をちらついて悩ましい。ちらほら各所で言われてますが、08年は腕を問われる年になるでしょう。

となると、予想されるのが、過去数年の勝ちパターンをまとめた投資手法をなぞることのリスク。一時期のトレンドを普遍手法として紹介してしまう(あるいは意図的に)というのは、しばしば書籍や雑誌やマニュアル本で行われてしまうところですがこれも乗っかると危ないものが混じってきてるのではないかと。

そして、今月は予告通り、不動産市場動向のエキスパートの方に来て頂きました。(重ね重ねありがとうございますmOm>Mさん)

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2008年6月27日 (金)

不動産市場(REIT含む)の国際動向に関するカンファレンス

に、ご招待頂いてお邪魔しておりました。不動産指数派生のデリバティブ(オプション)とか実にマニアな話まで。

聞いた内容をどこまで書いていいのか、ラインがさっぱり分からないので、中身はざっくり割愛するとして、全体的な印象を。

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2008年6月26日 (木)

オフショアプライベートバンキングサービス会社の方

投資仲間兼仕事仲間の方からご紹介頂く形で、オフショアを含めたファイナンシャルアドバイザリーサービスの方とミーティングをしていました。

このところ、メディア系の方に少しアクセスしていたり、面白そうな会社の方にお会いしたりと徐々にネットワークを広げていっています。投資運用の世界は全体で見ると非常に情報量が多いですし、ざっくり言うと玉石混交もかなりあります。基礎体力(原理と状況の理解)がないと上手く使いこなせないという条件がつきますが情報力は大事な鍵となる要素です。

とかなると、情報の質とカバー範囲をどう担保していくのかというのは課題となってきます。

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2008年6月25日 (水)

不動産不安再燃と6月PF部会のリマインダー

これは、ちょいっと当日の話を調整しないといかんな、という雰囲気が強くなってきていることもあり、合わせてリマインダーです。

ご存知の方はご存知の通り、東証2部の不動産会社であるスルガコーポレーションが民事再生の手続きに入りました(記事)。

受けて、マーケット側でも債券市場に余波が行くなど少々荒れた雰囲気が出てきています(記事)。

業界筋からちらっと情報が入ってきたりしていますが、不動産ファンド、REITも含めて調達面の不安は払拭しておらず、この勢いでパタパタっと行ってもおかしくないかもとの話が出始めています。
(この辺は資金提供者や銀行がどう判断するかに拠るところなので、詳細予測には情報を手繰って積み上げるしかないところです。)

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オフショアセンターとしてのベトナム

BRICsカテゴリーというよりは、正確にはNEXT11なのですが、まぁ細かいところはあまり気にせずということで。

金融政策と資本市場周りはぐでんぐでんの気配が漂っているベトナムですが、悪い話ばっかりではないよ、というのをひとつ。

昨日情報化と国としての競争力という話をしてましたが、ベトナムで開発のオフショアセンターとしてのストーリーが出てきています。例えば、こんな感じ。隅から隅まで鵜呑みにすることはないですが、実際、開発アウトソーシングとしてベトナムを検討する事例は周囲でちらほらあります。

ここでも問いはやはり、「ベトナムはインドになれるのか」となります。

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2008年6月24日 (火)

新興国投資のマニアックなチェック視点

CNETのほうで、新興国の情報化投資と経済発展、投資機会の関係について、やや(相当?)マニアックなネタをまとめました。

ポイントを書くとこんな感じとなる。
1)一部新興国で情報化投資が伸びている。例えばERP導入のような。
2)競争のポイントが単純なコスト競争からシフトしている可能性がある。
3)となると、この先伸びる企業と国はどこになるのか。(ここはやや投資家視点)

経済の発展ステージによって必然起きてくるもの、競争の構図がどう変わっていくのかを情報化投資との視点から切り取ってみたものです。

文章はセレクションの方法という視点でまとめていますが、情報化投資需要を投資としてどう掴むかというのがもうひとつのテーマになります。

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米住宅市場の回復には時間がかかるとの見通し説

当初、あちこちから「大丈夫大丈夫」との声明が出されて、本当かなぁとか思っていましたが、ちらちらこういう声も出始めました。

23日発表された米ハーバード大学の調査によると、物件差し押さえ数が過去最高水準に上っていることと与信の制限により、米住宅市場の低迷からの回復は、従来以上に困難な見通しだ。

 調査は、2年に及ぶ住宅価格の下落が家計の資産を侵食、個人支出を抑制し、経済成長の下押し要因となっていると指摘。価格の底打ちを潜在的買い手が確信するまでこの傾向は変わらないとみている。

住宅市場の先物指数も、09年入らないとやっぱり駄目じゃない?という値動きをしていることからも、マーケットの実感としては、結構かかってもおかしくないという見方も根強いことが窺えます。

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2008年6月23日 (月)

原油関連、緊急閣僚会合の共同声明要旨と市場の反応

目下世界経済の大注目要素となっている原油の生産と消費について、緊急閣僚会合が開かれ、共同声明が発表されています。要旨はこちら

市場の反応としては、サウジの増産などがあったものの、原油価格が大きく下げることは無かったために、株式やや下げという流れ。

午前の東京株式市場で日経平均は大幅続落。米株安、ドル安に加え、原油価格の下げが限定的という外部環境の悪化が嫌気され、一時、前営業日比で200円を超す下げ幅となった。朝方に欧州・米国勢からバスケット売りが出たという。

このところは400円500円動く日も決して珍しくない状況になってるため、そう大きな下げということということもないでしょう。という、マーケット側の解釈を先に確認した上で要旨のポイントを幾つか確認。

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FRB政策と米国金利動向(と経済動向)

少し前のになりますが、状況把握に必要なポイントが網羅されているので、バーナンキのメッセージを確認します。6月9日のものです。

FRBが最重視していると見られるのが、インフレと景気後退の二つのリスクバランスを取ること、そして、やや劣後して信用不安を引き起こさないこと。

 議長は「最近のエネルギー価格上昇がインフレとインフレ期待の上振れリスクを高めた」と指摘。「連邦公開市場委員会(FOMC)は、長期的なインフレ期待による浸食に強く抵抗する。これらの期待を抑制しなければ、成長とインフレが不安定化する」と述べた。

ここでひとつ気になるのが、為替レートについて牽制発言を行ったポールソンを支援して、同様のスタンスを示していることです。これ、原則からすると中央銀行として為替レートは責任範囲外なので、おかしな発言となります(周囲の解釈によっては中銀の手足を縛る可能性がある発言でもあります)。なぜ、為替レートに言及したのか。

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アフリカの経済成長と食料価格高の行方

世界銀行の南アフリカで開催された開発経済に関する年次会合でのレポート

 同会議で発表された世界銀行のグローバル開発金融報告によると、今年のグローバル経済成長は、2007年の3.7%から2.7%に減少するという。しか し、一部途上国では成長が見込まれ、例えばアフリカ南部の今年の成長率は6.5%に達する模様だ。これは過去38年間なかったことだ。

 世界銀行のダニー・ライプツィガー副総裁は、「食糧価格安定には4-5年かかるだろう。しかし安定といっても、価格が数年前のレベルまで下がるということではない」と語った。

アフリカの成長は、見ていると非常に危うい構図を各所に秘めています。民族政治の問題が根深くリスクはアジア圏の比ではありません。しかし、6.5%という数字は確かに低くなく、注目しておいてよいところです。

アフリカ経済にとっても懸案となる、食料課題ですが、見通しは早々良くならないと示されてます。

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2008年6月21日 (土)

リーマンの危機と米国金融

いろいろな意味で、ああ米国金融らしい動きだなぁと思い、且つ現状が象徴的に示されているのでご紹介。非常に良いケース解説です。

話はちょいと前から不穏な空気の漂っている米投資銀行のリーマンブラザーズを巡る構図を整理したもの。
・どうも危ないらしいという情報が大手メディアから流れ
・ショートしてるぜいというヘッジファンドが現れ(記事中の通り、ポジションを表明するのは珍しいです)
・格下げを食らい
・経営陣は大丈夫とアナウンスしてはいるものの決算前であまりいろいろ言えず
・金融当局は当然この事態を注意深く見守っている
というところにあります。ヘッジファンドがすかさず切り込んでいる辺りなんかが日本と明確に違うところです。

これらをアメリカのマーケットの動く典型パターンのケースとしてみるのもひとつですが、上手いなぁと感じたのはこのくだりでした。

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「財務マネジメントの基本と原則」

これは良書です。絶賛手放しで褒めて良いクラス。

会計本や決算書の読み方というのはこのところ書店にも増え、軽いブームのような状況になっています。チェックも兼ねて類書はぱらぱら見ていますが、ファイナンスをちゃんと捉えたもの、しかも経営者やマネージャーの立場から財務を初手から説明した本というとかなり少なくなります。しかも、そこに原理を丁寧に踏まえて読みやすいという条件を加えると。

というところを見事にクリアしたのが本書です。いや、本当に「どこからはじめたらいいですか?」という問いにファイナンス系で良いものが無くて困ってたんですよ。これで問題解決しました。

財務マネジメントの基本と原則 財務マネジメントの基本と原則
國貞 克則

東洋経済新報社  2008-06-06
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ターゲットとしては、

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「金融vs.国家」

サブプライムをひとつの契機として、「世界経済と金融システムはどっちに向かうのだ?」という議論が各所で行われています、要素としては、
 ・覇権の行方
 ・貿易構造の変化
 ・ドルの行方
 ・国際金融の管理と議論のスキーム
といったようなテーマが主になります。その中でも、国家と金融機能との関係から整理を試みたのが本書です。あるいは、「金融史がわかれば世界がわかる」、「世界がわかる現代マネー6つの視点」の著者といえば、響く方もいらっしゃるでしょうか?

金融vs.国家 (ちくま新書 724)
金融vs.国家 (ちくま新書 724) 倉都 康行

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stars金融と国家の切っても切れぬ関係・・・

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2008年6月19日 (木)

赤字のフェデックスと資源高の行方

米フェデックスが大きく赤字とのこと。朝このニュースを聞いたのですが、「ああ、やはり今の市場状況は永続性がないなぁ」と確認したものでした。

 さえない見通しは、フェデックスが軟調な米経済と燃料費高騰に引き続き苦戦を強いられる見込みであることを示す。同社の業績は米経済を占う指標とみなされている。

フェデックスは言うまでも無く、物流サービスではトップクラスの優秀企業です。そこでも駄目となると、他は押して知るべしということで、株価も周囲まとめて落ちる結果となりました。

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2008年6月18日 (水)

グローバルマクロ定点観測ツール

ツールというか、まとめデータなのですが。

百聞は一見にしかず、見て頂くのが早いでしょう(PDF)。各国主要紙数を一枚でコンパクトにまとめたものです。非常にマニアックなところではカザフスタンの指数なんてものも入ってます。一般人そこまで必要ない。

とはいえ、日米欧からアジアアフリカまで綺麗にまとまっているので、ちらっと動向を見るには最適です。月次で更新されてるようなので、参考まで。

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2008年6月17日 (火)

コモデティバブル後の世界

グローバル投資をしている方々と、このテーマについての議論が少しずつ始まっています。

現状認識として、
・コモデティ価格は幾らなんでも上がりすぎ
・普通に考えるとどこかで戻る
というのを前提として受け入れると(つまり軽いバブルの認識)、バブルが収まったあと世の中どうなるか、投資方針としてはどうすれば良いのかというところです。

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2008年6月16日 (月)

サウジアラビア増産報道?

日本を含めた世界経済の課題が資源価格、特に象徴として原油価格というのは言うまでも無いところです。

で、増産しないしないとのメッセージが続いていたのですが、サウジで増やすかもという話がちらっと入ってます。

16日のアジアの取引時間帯に、ロンドン市場の北海ブレント先物の価格が1ドル以上、下落している。サウジアラビアが増産するとの報道が材料になっている。

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「日本企業のコーポレートファイナンス」

株式投資に関わるファイナンスの本というのは割と世に出ています。何を見ればいいのか、どの指標をどう使って企業を見ていけばいいのか、などなど。

しかし、その指標を企業側がどう使っているかというところを記述しているものは意外とありません。つまり、ちょっと言い方は悪いですが、投資家視点だけで見ることは下手すると「相手の事情を分からず一方的な都合を押し付けているだけ」になっている可能性があります。
(普段はそれで全然問題ないのですが)

その企業の持っているポテンシャル、経営能力や財務能力がどれくらいあるか、事業成長と上値の余地がどれくらいありそうかといった疑問になると、企業の事業や経営のあり方を財務的に捉えていくというコーポレートファイナンスの分野に入っていくことになります。

日本企業のコーポレートファイナンス
日本企業のコーポレートファイナンス 砂川 伸幸

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stars日本のコーポレートファイナンス-待望のケーススタディー
stars実例が豊富で親しみやすいです。
starsケーススタディ・テキスト

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2008年6月14日 (土)

G8終了、インフレに焦点

全般的に、「ま、そんなとこだろう」という感触で括られてしまいそうな締めでした。記事はこちら

 4月G7(7カ国財務相・中央銀行総裁会議)声明では、「主要通貨において時として急激な変動があり、われわれはこれらが経済および金融の安定へ与え得る影響について懸念している。われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する」としている。 

と、こんな感じ。微妙なニュアンスが漂います。

ロシアの財務相が一言ドル安にコメントしており、

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2008年6月 9日 (月)

質問:金利狙いで外貨投資をするのに、FXは短期売買向けだから良くないと言われました。

これは断言しますが、「否」です。むしろ、手数料効率が良いことが少なくないので、FXを検討してみることをお勧めします。

銀行や証券会社などで、外貨投資をすると、しばしば手数料が取られますが、FXだと取引会社によっては手数料ゼロの場合が少なくありません。一般的な外貨 投資だと年間数%の利回りを期待することになりますが、ここで片道1円や50銭といった手数料は馬鹿になりません。米ドルや豪ドルなど、概ね100円で売 買したとして、往復で50銭*2とかかると手数料だけで1%のマイナスです。ちょっと割に合わないと思いませんか?

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2008年6月 8日 (日)

通貨リスクの補足:国レベルのリスクの進展速度について

先の「ベトナム発通貨危機リスク?」で触れたところにちょいっと補足しておきましょうというところで。タイムスパンと判断の話です。

傾向として、大企業はゆっくり動く、大型船も減速反転に時間がかかる、など大きいものはひとつのアクションが始まって終わるまでに時間がかかるというのが基本です。

経済も同じで、国規模のような話だと、長い時間をかけてじっくりじっくりと事態が進むということは割と普通です。短期の市場クラッシュみたいなのは始まると早かったりしますが、前兆が出てから本格的に動くまでには随分と時間がかかるというのは珍しくない出来事です。

つまり、今回のベトナムについてもリスクは指摘されていますが今日明日来月にというものでも必ずしもありません。

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米国住宅市場の先行き(ケース・シラー住宅価格指数先物)

米国の住宅指数であるケースシラーに、どうも先物があるらしいとの情報を得て、どれどれと眺めてみています。まずケースシラーって何?という話ですが、ざっくりこんな感じ

ケース・シラー住宅価格指数とは、S&Pと米調査会社マクロマーケッツが共同で算出し、S&Pが発表している指数。一戸建て住宅の販売価格の推移を示しており、二〇〇〇年一月時点を一〇〇と設定。全米指数は三カ月ごと、主要な十および二十都市を対象とした指数は毎月発表している。

直感的には、「米国の住宅動向をまとめてえいやと指数化したもの」で良いのではないでしょうか。詳細はこちらに紹介論文があります。でもって、ブツはこれとなります。

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そもそも中央銀行の仕事とは

この指摘は確かに。その場の雰囲気だけで読んでると、ドル安はFRBのせいだという話が普通になってしまいそう。
(経済現象としてその側面があるのは間違いないのだが)

猛仕事の日々で今日はとうとうダウンして、ちらちらウェブを徘徊してたら「ドル急上昇、FRB議長の新しい為替方針受け」というヘッドラインが目に入りました。

いつから為替方針が中銀のお仕事になったのか分かりませんが、バーナンキ先生、ドル下落の下手人にされて議会でイジメられるのがイヤになったんで しょうか。いずれにせよ、為替の動向と中銀のトップの意思決定に強いリンクがあるという印象を与えるのはあまり賢明な行為であるとは思えません。もうみん な「これで利下げ打ち止めは確実」なんて言ってますし。まぁ、利下げに関しては、そうなのかもしれませんけど、そういうシグナルを発するにしても良い方法 とは思えません。

おっしゃる通りであります。

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2008年6月 7日 (土)

金融SNS、ミリオメイトのセミナーにお呼ばれしました

って、もう随分前から確定している話なのですが。ぷちっとご紹介。

友人が開発運営している専門SNSで、ミリオメイトというものがあります。やわらか投資家コミュニティという感じでしょうか。

このSNS参加者向けにセミナーシリーズが企画されているのですが、グローバル資本市場と投資運用の入門をテーマにひとコマ頂くことになりました。ここしばらくのマクロ経済動向、国際資本市場のおかれてる状況、これらを投資運用にどう生かしていくのか、といったあたりをさらっとコンパクトにまとめます。

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マクロ経済、経済の仕組みの良い入門書

良い入門書というのはありそうで実はそう多くないものです。え、本屋に行けば分かりやすく書いた本ってたくさんあるじゃないですか、と問われそうですが、項目に分解してひとつひとつ解説してる本というのはあるものの、「じゃあ、全体の仕組みは?」という問いに答えられてるものというのはなかなかありません。

経済の動きが手にとるように見えてくる (中経の文庫)
経済の動きが手にとるように見えてくる (中経の文庫) 角川 総一

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例えば、ついこの前に欧州の中銀であるECBのトリシェ総裁が欧州の金利を上げる意図と準備がある、という発言をし、結果として日本の債券市場が急落しました。欧州の金利動向予測が日本の債券市場になんで影響するのでしょう?そういえば債券市場って何のためにあるのでしょう?

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中国、輸出型経済モデルから転換の兆し

ちらっと話くらいなので、小耳程度に。ソースはこちら

 中国税関総署は、4日ウェブサイトに掲載された声明の中で「貿易黒字の大幅な増加トレンドと貿易不均衡のトレンドは転換期を迎える見込みだ」としている。

貿易不均衡、という言葉がひとつ入っているのがポイントでしょうか。対米対G7宛て。

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住宅バブル後を見据えるイギリス経済

英国経済絡み、個人投資家で先に影響の出そうな人というのを考えてみると
・FXでポンド絡みを長期で扱っている方
・(あまりいなさそうですが)欧州でもイギリスの株を直接触ってる方
というところでしょうか。また、欧州との隣接していて、構図にある程度共通点はあるので、ユーロ取引関連にも多少はリンクしてくるものかと思われます。

このところのイギリス経済を一言二言でまとめると
・割と順調、というかかなり順調に長らくやってきた
・しかし、背景には住宅バブルも同時発生
ということで、日本の住専や米国サブプライムのような「さて、どうするか」という状況に入ってきているというのがこのところというのが前段となります。

この不動産周りでざっとまとまったレポートがあったのでご紹介です。

なお、これまた基本の確認みたいな話ですが(とはいえ、折に触れて基本を思い出すのは大事ですし)、不動産というのは景気動向経済動向に大きな影響を及ぼします。大きく動いた際の影響は日本の80年代末から90年代のバブル形成及び崩壊の甚大な流れを思い出すとすぐ理解できるのではないでしょうか。失われたなんとやら。

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2008年6月 6日 (金)

PF部会6月お知らせ:国内REIT市場動向(28日で確定)

日程はほぼ固まってます。一応最終確認してから確定とします。なので早めに押さえたい方はさくっと申し込んで頂ければ。
→28日で確定です。

基本的なところはいつもどおりです。
 ・10時半から
 ・都内某所東の方(いつものところですが参加の方にお知らせします)
 ・参加費2000円。いつも通りおやつ付き。
 ・いつもどおりオリジナルテキスト付き
という基本フォーマットです。

恒例になりつつあるゲストですが、下記の通り、国内REIT市場に詳しい方です。前回に続いて国内不動産市場シリーズ。利回り投資でREIT狙っている方も少なくないかと思いますので、ご参考まで。

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着々と下方修正される経済見通し

PF部会での定例テーマ(定例コンテンツ)として、各国経済の見通しを定点チェックするというものがあります。見ていると、ここしばらくは明らかに着々を見通しが悪化する傾向を示しています。

昨日から今日出されたものとして、OECDの世界経済見通し下方修正米国での市場低迷長期化の可能性についての報。後者は、金融問題と不動産市場の低迷が長引くだろうとの見通しです。

以下、ポイントを引きつつ見ていきます。

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株、債券、商品の市場規模

度々出てくるデータですし、知ってるひとは割と普通に知っているところなので、改めて確認という感じですが。ちゃりメモさんより。

商品指数への投資:全世界で1850億ドル(約19兆円)(1-3月 +400億ドル)

日本:商品ファンド 1000億円弱

(Bloombergより)

世界の株式市場時価総額 約 6000兆円
 債券市場時価総額 約 5000兆円

WTI 残高 約 15兆円

明らかに規模が違うので、株と債券から溢れた資金が商品に向かおうならこの最近みたいに必然なってしまうというのは明らかという数字です。いやはや。

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2008年6月 5日 (木)

ランダムウォーク理論を越えて:シュローダーの年金運用セミナーに参加中

セミナー会場である、早稲田の大隈会館から書いております。

なぜに年金運用セミナーなんかに?という問いにですが、個人の一般的な運用ニーズというのは結婚や教育といった短期での出費に備える積み立て的なものと合わせて、年金どうするかというところの課題が大きいところかと思います。場合によっては早期リタイアみたいな概念も含みつつ。

このニーズに合致するのは、**運用戦略とか++投資法とか個別テクニカルな話ではなく、年金運用の現場が何を考え、どのように運用されているかというところになります。目的はまったく一致するからですね。

詳しい話は上手くまとめられればというところですが、最近考えていたいくつかの仮説がサポートされた感じです。大きなメッセージとしては、
・単純な債券運用では、インフレと金利を考慮すると目標金額に届かないリスクがある
・株式は時々のダウンサイドが大きく、タイミングによっては大きくショートする
・株式、債券への投資だけでは分散投資のメリットが得られない
というところです。

これを最近の個人投資家の状況に当てはめるとどうなるかというところですが、
・伝統的な資産クラスでのポートフォリオでは弱い
・インデックス運用は相対優位はあるが絶対目標に対しては弱点がある
・債券、金利などの単純利回り商品での積み立てでは弱い
というメッセージになります。びくっとしてしまう方も少なくないのではないでしょうか?

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ベトナム発通貨危機リスク?

ざっくり読みたい方は広瀬氏のレポート(これこれ)あたりがさっくり分かりやすいです。後者はやや専門的かもですが、そこそこ投資について学んでいる方なら十分読めるでしょう。

ベトナム市場はインフレ20%強、株価指数が年末の1100から足元の400と60%強下落するなど調整というよりは暴落という状況になっています。ちなみに、昨日ちょうどブラックマンデーについての資料を見ていたのですが、あれだけ言われてても下落率は22.6%です。比較すると下落幅の大きさがイメージできるでしょうか?

単体としてベトナムどうなるのさ、というのも問題ですが、より影響が広くなるのはやはり市場連鎖が起きた際でしょう。可能性として似たような状況が指摘されるor連鎖の可能性が触れられているのが
 ・アルゼンチン
 ・南アフリカ
 ・スウェーデン
あたり。スウェーデンは近隣国の支援を受け、自国通貨クローナからユーロに退避出来るようなスワップ協定を結んだりと大掛かりな手を打つなど、危機管理というレベル感に入っています。以前のアジア通貨危機もそうですが、この手の話は市場連鎖しやすくなってるんですよね。

問題は大規模な調整がなんらか起きた際に上記の明らかに何かあってもおかしくない国以外の周辺諸国に飛び火するケースです。ざっくり書くと新興国一般。感覚としては、(規模感は読めませんが)サブプライムの時のような動きをイメージすると分かりよいでしょうか。

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2008年6月 4日 (水)

GSが日本株にポジティブレポート

GSが何がしか発言し(注目を浴び)、市場の方向感の先触れとなるというのは割と良くあります。例えば原油高にしてもいち早くレポートとして発表していたりしました。

そのGSが日本株を見直すメッセージを出しています。

ゴールドマン・サックス証券(GS証券)は、3日、米国投資家の間で、日本株の「持たざるリスク」に対する懸念が増しており、ウエートの見直しを迫られる可能性があるとのリポートを発表している。

 リポートによると、GS証券は先週、米国の投資家を訪問した。投資家との意見交換から、前回1月の訪問時に比べて日本株に対する関心が格段に高まっていることがわかった。

という感じで、米国内の投資家動向をまとめたものなようです。これ一個を持って日本株に投資、とは言いませんがひとつの参考として。

もうちょいくらいは株買われて良いんじゃない?という感覚はあるので、このアナウンス自体に違和感はないのですが、やはり一個付帯条件がついてました。というか、この付帯条件もセットでついていることに納得。

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排出権先物価格連動債券

排出権市場が(特に欧州で、かな)立ち上がりつつあることを受け、個人向けにも関連商品が出てきています。

例えば、これはイートレードが販売している排出権先物市場にリンクした債券。指数ではなく債券から来るというのがなんとなくポイントでしょうか。

排出権取引は市場原理に基づく温室効果ガス削減を主たる目的としており、お客様は本債券を通して排出権の価格形成プロセスに間接的に参加(炭素への値付) することが可能です。本債券は投資観点からも注目されている金融商品としての側面に留まることなく、地球温暖化をはじめとする様々な環境問題への理解・重 要性を深めていただく機会として、一人でも多くのお客様に認知していただくことを期待いたしております。

という感じ。

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2008年6月 3日 (火)

ランド債ついでに、南アフリカ経済の概況

ランド債について取り上げたついでで、南アフリカ経済についてさくっと触れましょう。

意外と(失礼!)綺麗にまとまっているジェトロのページを軸に。まずは概要。GDPとインフレ、ついでに貿易収支くらいまで見ましょうか。ちなみに、データは2004年から2006年です。

                    
質GDP成長率4.8%5.1%5.0%
                    
消費者物価上昇率4.3%3.9%4.6%
                    
貿易収支(国際収支ベース)-12億3,400万ランド-76億9,600万ランド-425億4,300万ランド

という感じです。後者ふたつはちょいっと気になるところでしょうか。定性情報としては、

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ピクテグローバルインカムがマネックスで利用可能に

オンライン証券では初なのでしょうか?

欧州を中心とした高配当株に投資するピクテのインカムファンドがマネックスで取り扱いされるようになってます。

リターンはこちら。見ての通り、配当実績は優秀です。

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米先物市場で規制強化検討の動き

さすがに動かざるを得なかったというところでしょうか。米国にて商品市場の監督強化の動きが出ています。

米商品先物取引委員会(CFTC)は29日、原油価格高騰に大きな影響を与える投機筋のエネルギー先物取引に関する情報収集を強化すると発表した。英金融 サービス庁(FSA)とロンドンに拠点がある国際石油取引所のICEフューチャーズ・ヨーロッパとの間で、情報交換の拡大で合意。市場の透明性を向上させ るため、相場操縦や不正取引の監視を強める。

ターゲットはこれまで特段コントロールのされてなかったインデックスファンドからの資金流入。

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2008年6月 2日 (月)

楽天証券で債券の外貨決済が可能に!

これは素晴らしいとしか言いようがありません。楽天証券GJ!

リリース、と引用。

2008年 秋(予定)を目処に、グローバルプロダクトの強化の第一弾として、当社で取扱う外国債券の利金・償還金、および途中売却代金を当該債券の起債 通貨で受け取ることができる「外貨決済サービス」を開始することとなりました。当社がこれまで取り扱った、南アフリカランド、ニュージーランドドル、オー ストラリアドル、トルコリラへの対応を予定しております。

しかも、いきなり債券発行の全通貨対応です。偉すぎる。

え、それって何がうれしいの?といまひとつピンと来ない方、以下のケースをイメージしてみてください。非常にざっくりの数値設定ですが意味合いは分かるかと思います。

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質問:基準価格の下がったREITファンドは利回りが高くなるから今ならお買い得というのは本当ですか?

前段として「賃料が変わらないのだ大丈夫なんだ」というフレーズが付いての問いでした。

答えとしては半分正解、半分間違いとなります。

まず、賃料が変わらなければ基準価格が下がることで利回りが高くなるというのは正しいです。1万円で500円の利回りだったファンドが、同じ利回りなのに5000円で買えるようになったら、実質として利回りは倍ですよね。なんと10%です。買わなきゃ買わなきゃ。

ポイントはもちろん「変わらなければ」というところです。

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REITマネーの傷跡?@武蔵小杉編

サブプライム問題なるものが米国で置き、不動産市場に過剰にマネーが流れた影響が今でも残っています。

でもって、日本でも、少なからず不動産市場に同様の資金フローがあり、J-REITの隆盛という現象が発生していました。すべてが駄目というのではもちろん無いですが、市場動向を小耳に挟むに、ちょいっと過剰に流れ込んでやしないか?というところから潮が引いた最近、何がどうなってるのかが気になっているトピックのひとつです。

そんななか、武蔵小杉で面白いケースがあるよ、と事情ヒアリングを先日していたのですが、上手くまとめたBlogがあったのでちらっとご紹介

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「運用のいろは」コーナーを作りました

素朴な質問って聞きにくいけど、意外とそこがネックになって先に進まない、とかいう場面をしばしば見ます。

同じような疑問や課題を抱えている方って結構いるんだろうなぁ、ということで、時折頂く質問に(質問者のOKを得た上で)、ここでも回答を出していきましょうという訳ではじまりはじまりです。

ちなみに、「運用のいろは」というカテゴリーに関連するものは全て入れていきますのでここだけ読みたいという方も是非。

ちなみに、第一回は基準価格の下がったREITってお買い得なの?というものです。

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2008年6月 1日 (日)

指数版FX?:CFD取引ってなんじゃい

Logo_cmcmarkets CFD取引、という言葉がちらちら入り始めたのがここ数ヶ月くらいでしょうか。メディアでもまだほとんど出てないくらいの市場導入フェーズにあります。

サービサーの一社であるCMC Markets グループのサービス説明ページから定義をお借りすると、

CFDは、現物株、商品、債券、業種別指数や株価指数の値動きをそのまま反映しながらも、物理的に現物株(原資産)等を所有することなく、原資産取引と同様に売買価格の差で決定します。

って、却って分かりにくいですかね。要すれば株や商品、各種指数でFXみたいな証拠金取引が出来ますよ、というものです。

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